昭和電工子会社の国際衛生(株)とリン化アルミニウム輸入販売事業を岩谷産業へ譲渡

 昭和電工と岩谷産業は、昭和電工の子会社である国際衛生株式会社の株式の90%及び昭和電工のリン化アルミニウム輸入販売事業を岩谷産業に譲渡することについて、2月28日、契約を締結した。

[1]株式および事業譲渡契約締結の理由
 
 国際衛生は昭和21年の設立以来、サニタリー・衛生管理を中心として事業をおこなっており、昭和電工の化学品事業の中核子会社として運営を行ってきた。しかし、今後、国際衛生のさらなる成長を図るためには昭和電工グループでの事業運営を継続するよりも、既存事業との相乗効果が期待できる岩谷産業に事業主体を移管することが、得策であると判断した。
 
 岩谷産業にとって、国際衛生が展開するサニタリー・衛生管理事業、及び国際衛生の事業展開に不可欠な薬剤となる、昭和電工のリン化アルミニウム輸入販売事業は新しい事業となる。この新規事業を新しいマーケット及びユーザーの拡大に繋げると共に、岩谷産業の販売網を活用し、また現在手掛ける農業、畜産事業に隣接する事業として相乗効果を発揮させ、新たな事業拡大を図る。
 
[2]国際衛生株式会社の概要
 
(1)社名   : 国際衛生株式会社
(2)代表者    : 代表取締役 亀井 良祐
(3)本店所在地: 東京都港区海岸二丁目3番7号
(4)設立年月日: 昭和21年(1946年)5月
(5)事業内容 : くん蒸全般、カビ・菌・虫等の防除とコンサルタント、環境衛生管理、殺虫剤の製造・販売等 
(6)決算期    : 9月30日
(7)従業員数 : 94名
(8)資本金    : 4,500万円
(9)業績       : 平成19年9月期  売上高1,675百万円
 
[3]譲渡前後の所有株式比率の状況
 
  譲渡前の所有株式比率 :  昭和電工 100%   岩谷産業   0%
  譲渡後の所有株式比率 :  昭和電工  10%    岩谷産業 90%
 
[4]譲渡実施予定日
 
  平成20年3月31日
 
[5]本件に伴う昭和電工㈱、岩谷産業㈱の連結業績への影響
 
  昭和電工㈱ : 平成20年12月期への影響は軽微。
  岩谷産業㈱ : 平成20年3月期への影響はない。