デンヨー製「非常用LPガス発電機」に、 汎用性の高い小型タイプ(10kW級)をラインアップ

 岩谷産業は、デンヨー(本社:東京、社長:古賀繁、資本金:19億5484万円)との共同開発による非常用LPガス発電機として、汎用性の高い小型タイプ(9.9kVAおよび12kVA)をラインアップし、2012年10月17日より正式に予約発売を開始し、12月から出荷開始する。

 東日本大震災を契機に、LPガスは大規模災害が発生して電気や都市ガスなどのライフラインが寸断された場合でも、調理や給湯、暖房等の燃料として使用できる「災害に強い分散型エネルギー」として、その有用性が再確認されている。また、大規模な災害発生時でも電気をまかなうための非常用LPガス発電機の導入が全国各地で始まっている。 

 これまでは工場、公共施設、マンションなどへの設置を想定した発電能力34kVA、20kVAの2種類を取り取り扱ってきたが、今回、発電能力を9.9kVA(単相3線式)および12kVA(三相3線式)とする、より汎用性の高い小型タイプの「非常用LPガス発電機」を発売開始する。小規模の事務所や病院など各現場に適した提案および設備の導入が可能となり、災害発生時の分散型エネルギー源確保に向けてより細かな対応を行い、さまざまなユーザーへの提案に注力する。

 デンヨーは、防災用・可搬用自家発電装置で高い国内シェアと信頼性を有しており、本機は、その信頼性をベースに、ユーザーが必要としている性能も兼ね備えた非常用LPガス発電機となる。特長は次の通り。

・ 純国産発電設備で、高い信頼性と安心メンテナンス体制
・ 密閉構造により、超低騒音(65dB以下)を実現
・ 設置工事、運転操作、維持管理が容易(切替盤内蔵、自己診断機能有) 

【仕様概要】

型   式相数・出力容量
LEG-9.9USXT単相3線式 9.9kVA
LEG-12UST三相3線式 12kVA

【LEG-9.9USXTの画像】