大陽日酸、溶接関連ガス技術の開発を行う“Leeden NOX Gas Research Centre”新設

 大陽日酸は、シンガポール子会社である Leeden National Oxygen Ltd. (以下 LNOX 社 会長:Steven Tham)を通じて、東南アジアに溶接関連ガス技術の開発を行う Leeden NOX Gas Research Centre(以下 LNGRC)を新設する。LNOX 社は設立 50 周年を迎え、今後のさらなる企業価値向上に向けて LNGRC を重要拠点として活用する。

 大陽日酸は、中期経営計画「Ortus Stage 1」に基づき、東南アジア等での事業展開の強化に取り組んでおり、その基盤形成の一環として同地域の統括会社の設立と、グループ内組織再編を行っている。2014年 10 月 1日に旧 Leeden 社と旧 National Oxygen社を合併して新たに LNOX 社を設立し、シンガポールおよびマレーシア事業を一本化、事業効率の向上と新市場開拓への対応力強化を目指している。

 LNOX 社が特に強みとする溶接関連事業における販社・メーカー機能を活かしながら、同社の製商品、サービスを充実させ、東南アジアにおける溶接関連事業の拡大を推進する。また、大陽日酸が山梨研究所を中心に培った溶接ガス技術を、現地ニーズに沿った形で活かすことで、顧客に対する価値向上に結び付ける。
 LNGRC は、大陽日酸にとって東南アジア初の開発センターという位置づけになり、LNOX社の現地主導により溶接ガスの収益拡大を目指す。さらに中期的には、当センターを足掛かりにしてその他の成長分野への展開も目指す。

【Leeden NOX Gas Research Centre の基本的機能】
(1)R&D
アジア地域の市場ニーズに合わせた技術開発、製商品の改良改善
(2)テスト・評価
デモンストレーションによる溶接ガスの PR および技術提案
(3)トレーニング
顧客および社内スタッフのトレーニング、ブランドの浸透

【Leeden NOX 社の概要】
会 社 名: Leeden National Oxygen Ltd.
事業内容: 溶接関連器具、安全具、高圧ガスの製造ならびに仕入販売
代表者: 会長兼 CEO Tham Weng Cheong Steven
所在地: 1 Shipyard Road, Singapore 628128
株主構成: Taiyo Nippon Sanso Holdings Singapore Pte. Ltd. 95.3%
現地パートナー(Tham 氏、他) 4.7%