滋賀県内初の水素ステーション、大津市に完成

 岩谷産業は、滋賀県内初となる「イワタニ水素ステーション 大津」を完成し、2016年1月15日より営業をスタートした。岩谷産業はこれまでに、兵庫県尼崎市、福岡県北九州市、東京都港区、埼玉県戸田市など四大都市圏を中心に全国11ヵ所の水素ステーションを開所しており、今回の開所で12ヵ所目となる。

 イワタニ水素ステーション 大津は、岩谷産業のCNG充填スタンドの跡地に建設したもので、京都市からも近く、利便性の良い国道1号線沿いにあることから、京都府内、滋賀県内のFCVユーザーを中心に関西圏のからの利用を想定している。
 同ステーションは液化水素によるオフサイト供給方式を採用し、燃料となる水素は、大阪府堺市にある岩谷産業の液化水素製造プラント「ハイドロエッジ」からローリーで輸送する。なお、水素ステーションの隣には、岩谷産業のオートガス(LPガス)充填スタンドが併設されている。

 岩谷産業では、水素エネルギー社会の早期実現に向けて、2015年度中に四大都市圏を中心に水素ステーションを20ヵ所整備する予定で、現在、残り8ヵ所の完成に向けて取り組みを進めている。

 

 

 

 

「イワタニ水素ステーション 大津」の概要

 名    称 イワタニ水素ステーション 大津
 所 在 地 滋賀県大津市富士見台5-9
 敷地面積 2,060.6㎡
 水素供給 液化水素オフサイト供給
 供給能力 燃料電池自動車:340N m3/h (1時間当たりFCV6台の満充填が可能)
 充填圧力 70MPa(メガパスカル)(約700気圧)
 設備構成 液化水素貯槽、ドイツ・Linde社製水素圧縮機、蓄圧設備、ディスペンサーなど