大陽日酸とJFEスチール、JFEサンソセンター倉敷工場設立

 大陽日酸とJFEスチール(社長:柿木厚司)は、合弁で運営するJFEサンソセンターに、倉敷工場を追加設立し、現在JFEスチールが行っている産業ガス(酸素、窒素、アルゴン等)の製造事業をJFEサンソセンターに移管するとともに、国内最大級の空気分離装置を新たに2基導入する。

 大陽日酸とJFEスチールは、JFEスチール 西日本製鉄所(福山地区)および東日本製鉄所(京浜地区)において、JFEサンソセンターを合弁で運営している。JFEサンソセンターはJFEスチール構内で各種産業ガスの製造を行っており、JFEスチールへパイピングで産業ガスを供給するとともに地域産業へのタンクローリーによる液化ガスの供給を行う。
 今回、JFEスチール西日本製鉄所(倉敷地区)で、既存空気分離装置6基に替わり、空気分離装置2基を新規導入し、同時に、空気分離装置の運転・整備等の全業務をJFEサンソセンターに移管し、今後の鉄鋼需要に対応した酸素製造体制の効率化を図る。今後も引き続き水島コンビナートの競争力強化に貢献する。

【新規設備の概要】
生産能力(1 基あたり): 酸素ガス 60,000 Nm3/h、窒素ガス 83,000 Nm3/h
稼働予定時期: 2018年末

【JFEサンソセンター概要】
商号: 株式会社 JFEサンソセンター
所在地: (本社・福山工場) 広島県福山市鋼管町1番地、(京浜工場) 神奈川県川崎市川崎区扇島1番地、(倉敷工場) 岡山県倉敷市水島川崎通 1 丁目(2017 年 10 月予 定)
設立: 1966年4月1日
資本金: 90百万円
代表取締役社長: 田邉 信司
出資比率: 大陽日酸㈱ 60% JFEスチール㈱ 40%
事業概要: 両親会社向けの産業ガス製造および販売