岩谷産業、平成28年 熊本地震に関連する情報(2016年4月18日、19:00現在)

 管轄のガスセンター(熊本LPGセンター、熊本ガスセンター 住所:熊本市南区城南町今吉野1246-1)において特段の被害はない。二次災害を防ぐためにセンターの稼働(ガスの充てん等)は停止。

 今回の度重なる地震にも関わらず、特段の被害が発生していない背景には、東日本大震災の教訓を活かした「LPG基幹センター」の整備が挙げられる。
 岩谷産業は、災害時でもLPガスの供給体制を維持するために、「LPG基幹センター」の整備を進めている。現在岩谷産業の全国103か所のLPGセンターの内43か所の整備を完了しており、「熊本LPGセンター」も2014年9月に完了した。

【岩谷産業「LPG基幹センター」の主な整備内容】

1. LPガスタンク(貯槽)の基礎補強による耐震性の増強
2. オートガス(自動車用のLPガス)充てん設備の設置
    LPガスの配送車はLPガスで動く自動車の比率が高く災害時のガソリン不足に影響されない体制を整えている。
3. 非常用LPG発電機の設置
    停電時のLPガス充てん設備の稼働確保、及び照明等、正常な運営に備える。

【マルヰガス災害救援隊出動について】

 マルヰガス災害救援隊は1995年の阪神・淡路大震災を契機に全国の地域ごとに組織された岩谷産業のLPガス販売店による災害復旧部隊で、災害時に出動しLPガスを速やかに復旧させることを目的としている。登録隊員数は3,600名。
 本日4/18より販売店、配送センターから隊員として総計40名が顧客の被災状況の調査・点検・復旧作業を開始した。