大陽日酸、豪州産業ガス・LPG 会社のSupagas 社買収

 大陽日酸は、子会社である TNSC (Australia) Pty Ltd(以下 TNSA 社)を通じて、豪州の産業ガス・LPG 会社である Supagas Holdings Pty Ltd(以下 Supagas 社)を買収する。買収予定日は2016 年 12 月中。

 大陽日酸は、2015年 7 月に Renegade Gas Pty Ltd(以下 RGP 社)を買収し、豪州産業ガス市場への本格参入を開始した。RGP 社の事業拠点はニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州などの豪州東海岸を中心としており、大陽日酸は豪州における更なる事業地域の拡大を計画。今回、Supagas 社を買収することで、未進出であったビクトリア州や西オーストラリア州等を含めた豪州全土での販売ネットワークが完成し、ナショナルアカウントへの取り組みやユーザーへの供給体制の強化を図ることが可能となる。
 また、豪州全土にわたる販売ネットワークを活用し、引き続き堅調な伸びが期待されているインフラ関連需要や資源・エネルギー関連での新たな需要開拓、及び RGP 社とのシナジー効果実現による収益向上など、豪州事業の更なる拡大に向けて取り組みを行う。

【Supagas 社の概要】
商号:Supagas Holdings Pty Ltd
設立:1968 年
本社所在地:豪州ビクトリア州メルボルン近郊
代表者:Debra Jane Hill 氏(Managing Director)
従業員数:約 270 名
事業地域:ビクトリア州、南オーストラリア州、西オーストラリア州、タスマニア州、北部準州に 17 拠点
事業内容: LPG、各種産業ガス(酸素、窒素、アルゴン、炭酸ガス等)及び関連機器の販売
※LPG 及び産業ガス充填設備の他、空気分離装置や炭酸ガス等の各種ガス製造設備を保有
業績:売上高 約 100 百万豪ドル(2016 年 6 月期実績)
※RGP 社を含めた当社豪州事業の売上高は約 200 百万豪ドルとなる見込
株主構成: 買収前:オーナー一族の個人及び資産管理会社が 100%保有
買収後:TNSA 社 100%
※TNSA 社株主構成は、当社 約 93%、既存パートナー(RGP 社経営陣)
約 5%、Debra Hill 氏約 2%