大陽日酸、2019年度新入社員入社式 市原社長挨拶

 大陽日酸は、4月1日に2019年度新入社員入社式を行い、市原裕史郎社長 CEO が次の挨拶をした。(要旨)

 「新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

 今年度は、2年前にスタートした4ヶ年の中期経営計画「Ortus Stage 2」の3年目にあたります。昨年度、欧州・米国で実行した大型買収により、事業規模が拡大したため最終年度の数値目標を連結売上収益9,100 億円、コア営業利1,000 億円に変更しました。この数値を達成するためには、基本方針や重点戦略である「構造改革」「イノベーション」「グローバリゼーション」「M&A」を継続していくと共に、グローバル企業としての規模とネットワークを活用し、計画達成に邁進して行きたいと考えています。

挨拶する市原社長 CEO

 このように会社が発展していくために、皆さんには失敗を恐れずチャレンジし、新たな風を吹き込んでもらいたいと思っています。そこで、心がけてもらいたいことを3つお話したいと思います。

 先ず1点目は、「広い視野を持ち、常に前向きであること」です。どんな仕事でも工夫する余地があり、そのことに気付くには「常に前向き」でなければなりません。また、工夫するには「広い視野でものを見る」ことが重要です。

 2点目は、「奇をてらわず、基本に忠実に仕事を進めること」です。報告・連絡・相談は仕事の基本です。上司や先輩の指導に耳を傾け、意思疎通を図りチームプレーで仕事を進めていくことがとても大切です。

 3点目は、「信頼される人間になること」です。「ガスを売る」ことは「安全を売る」ことであり、先人の地道な努力と誠実さで築き上げた信用を壊さないように、信頼される人間になることを期待します。また、常にコンプライアンスも念頭に置き行動してください。

 会社は「従業員一人ひとりの心と体の健康こそが会社の財産」であるという考えをより明確にし、人事制度の整備や安全で快適な職場を築いていきますので、積極的にコミュニケーションを図りより良い職場作りに参加してください。

 当社は世界29 ヶ国に事業を展開し、連結従業員数も2万人にせまり、グローバル企業として更なる飛躍を目指していくことになります。そのためには、多様な価値観を持った仲間と仕事をしていくことになりますが、皆さんが前向きさと誠実さを持ち、様々な変化に柔軟に対応し永続的に発展していくための原動力となっていただくことを期待しています」