研究・開発拠点「エア・ウォーター国際くらしの医療館・神戸」を開館

 エア・ウォーターは、先端医療の企業・団体が集積する神戸医療産業都市(兵庫県神戸市)に、独自の研究や共同研究開発などを通じて、イノベーションの種を生み、さまざまなリソースを掛け合わせ、新たな事業を生み出す場として「エア・ウォーター国際くらしの医療館・神戸」を2019年5月16日(木)に開館する。総工費は50億円。

「エア・ウォーター国際くらしの医療館・神戸」

「エア・ウォーター国際くらしの医療館・神戸」 建物外観

 エア・ウォーターは、医療関連事業と農業・食品関連事業を成長の柱と位置付け、医療分野においては、病院向け設備、医療機器・サービス、口腔、在宅医療、介護向け商品やサービスを、農業・食品分野においては、農産物や食品の製造・加工といった「くらし」に寄り添う事業を展開している。

 今回、人々の健やかな「くらし」を創造するための新たな製品・サービスを生み出す研究・開発拠点として「エア・ウォーター国際くらしの医療館・神戸」を、国内最大級の医療クラスターである神戸医療産業都市に開館する。

 館内は、研究・体験・交流による新たなイノベーションを創造する5つのフロアで構成。医療・ヘルスケア、農業・食品分野の研究・製品開発を進めるエア・ウォーター・バイオデザイン株式会社の研究・開発拠点を中核にして、歯髄幹細胞を活用した再生医療の事業化を進めるアエラスバイオ株式会社、歯髄再生治療の臨床研究を行う再生歯科クリニックも設置する。
 また子会社のカイロス株式会社が世界に先駆けて製品化した8K硬性内視鏡カメラをはじめとする最先端の周術期※医療や、8K映像技術の農業・食品分野への応用にも取り組み、病院運営の最適化を図るための新たなサービス業務を提案する滅菌センター・医療機器管理センターも併設する。

※周術期:入院、麻酔、手術、回復といった、患者の術中だけでなく前後の期間を含めた一連の期間のこと

【「エア・ウォーター国際くらしの医療館・神戸」概要】

  • 名称:エア・ウォーター国際くらしの医療館・神戸
  • 所在地:兵庫県神戸市中央区港島南町1-3-1
  • 敷地面積:2,558㎡
  • 延床面積:5,554㎡
  • 構造:鉄骨造・地上5階建、
  • フロア構成
5F 8K 映像技術・周術期医療シミュレーション、メディカルガスセンター、セミナーホール
4F 再生歯科クリニック、くらしの医療(歯髄再生・口腔ケア)、多目的室
3F エア・ウォーター・バイオデザイン㈱/開発センター、多目的室
2F アエラスバイオ㈱/歯髄細胞培養加工室、研究・開発室
1F滅菌センター、医療機器管理センター、研修・セミナーホール