北陸3県初の商用水素ステーション「水素ステーション とやま」を富山市内に整備

  一般社団法人 富山水素エネルギー促進協議会は、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受け、2020年3月に富山市内に北陸3県で初となる商用水素ステーションを整備する。

 国の「水素・燃料電池戦略ロードマップ」では、2025年度までに 320カ所の水素ステーショ ンを整備し、これまでの4大都市圏だけでなく、全国的に水素インフラの拡大を目指す。2019年度から整備対象地域が拡大されたことを受け、北陸初となる「水素ステーション とやま」の整備を実施する。本ステーションが稼動することで太平洋側との往来が可能となり、今後、日本海側での燃料電池自動車の普及が期待できる。

 「水素ステーション とやま」 は、日本水素ステーションネットワーク合同会社(JHyM)との共同事業となり、富山県、富山市との連携にも取り組む。

「水素ステーション とやま」 概要

  • 事業主体:(一社)富山水素エネルギー促進協議会
  • 共同事業者:日本水素ステーションネットワーク合同会社(JHyM)
  • 施工業者(入札により決定)施工:朝日エティック株式会社、設計:北電技術コンサルタント株式会社
  • 事業内容: 県内初の商用水素ステーションの整備導入を行い、FCV への水素供給、普及啓発活動及び 教育活動に活用する。地域での連携を推進し水素エネルギーに関わるノウハウの提供により、 水素社会の実現に向けて貢献する。
  • 実施場所・開業時期 場所:富山県富山市上冨居 1 丁目 3 番 69 号、開業:2020 年 3 月(予定)