大陽日酸、レーザ加工用窒素ガス供給システムに新モデル販売開始

 大陽日酸は、レーザ加工機のアシストガス供給設備としてレーザ加工用窒素ガス供給システム(LT シリーズ)のラインナップに、近年のファイバーレーザ加工機普及に伴う多様化した窒素ガスニーズに応える、新たなモデルを開
発し、2019 年7月末より販売を開始する。

レーザ加工用窒素ガス供給システム
装置外観

 大陽日酸はこれまでレーザ加工機の窒素ガス供給設備として、精製装置を必要としない高純度の窒素ガス供給システム(LT シリーズ)をラインナップする。

 今回の新モデル(LT-F 型)は、ファイバーレーザ加工機向けに鉄やアルミの切断をターゲットにした専用機で、主に PSA 式窒素ガス発生装置・空気圧縮機・昇圧機で構
成され、配置の工夫により省スペース化を実現した。また膜分離方式では難しい、ドロスと呼ばれる金属溶融物の低減や、切断品質の向上が可能となり、安定した切断品質を
得られるのが特長。特許技術を活用した省エネシステムも標準搭載する。

仕様概要

  • 型式:LT-F
  • 窒素ガス純度(vol%): 97~99.9
  • 最大供給圧力(MPaG): 1.5
  • 設置寸法(mm): W3000×D1700 ※レーザ加工機対応最大ノズル径;φ3mm 相当

 大陽日酸は今回の新たなモデルを従来のラインナップに加えることで、更に幅広いニーズに応え、アシストガス設備の拡販を進める。またガスメーカーとしてユーザーにとって最適な窒素ガス供給設備を提案すると共に、安定操業に向けた設備管理や質の高いサービスを提供し、サポートする。