日本エア・リキード、手指衛生製品群の共同販促・販売業務でモレーンコーポレーションと提携

 日本エア・リキードは、杏林製薬と2017年1月に締結した手指衛生製品群の販売業務提携に関する契約について、2020年3月末日をもって解消し、新たに(株)モレーンコーポレーションと手指消毒剤等の衛生関連製品群の共同販促・販売業務提携を行うことで合意した。本提携の開始は2020年4月を予定し、今後の製品の販売はモレーンコーポレーションへ業務移管される。

 本合意に含まれる日本エア・リキードの手指衛生製品群は、仏エア・リキードグループのヘルスケア関連会社である衛生・院内感染予防関連製品事業を営む独シュルケ&マイヤー(Schulke & Mayr)社が取り扱う製品で、日本エア・リキードが日本での拡販を担当している。

 業務提携を行うモレーンコーポレーションは、感染予防のプロフェッショナルとして、様々な感染対策製品の運用ノウハウと共にトータルパッケージによる提案で、医療機関を中心に、感染管理の更なる質の向上に貢献しており、日本エア・リキードとの提携により医療現場の手指衛生向け製品ラインアップの一層の拡充を図る。

 日本エア・リキードは、ヘルスケア分野において医療ガスおよび機器・サービスを提供しており日本国内での強固な販売網を有する。提携により、モレーンコーポレーションの持つ感染対策事業における幅広いネットワークを活用し、さらなる顧客サポート体制の確立と販売網の新規拡大に取り組む。

【本合意に含まれる製品群】

  • アルコール手指消毒剤:「ピュアミスト®」、「ピュアラビング®」
  • 抗菌性石けん:「マイクロシールド® スクラブ液4%」
  • ハンドソープ及びローション:「ジェントルクレンザー(フォーム・液)」、「ローションモイスチュアライザープロケア」
シュルケ&マイヤー社 手指衛生製品群

【会社概要】

・日本エア・リキード合同会社

 日本エア・リキードは、1907年に日本で初めて酸素製造を開始して以来、100年以上にわたり業界のパイオニアとして日本の産業発展に貢献。エレクトロニクスをはじめとする産業分野の企業へ酸素や窒素を供給している他、酸素燃焼装置など顧客のニーズに基づいた共同研究と課題解決に力を入れている。医療においては病院向けのガス供給の他、在宅医療分野に注力、医療従事者や患者が必要とする新たな治療機器やIoTを活用したソリューションを開発提供する。

シュルケ&マイヤー社

 エア・リキード グループのヘルスケア関連会社で、とくに感染予防のエキスパートとして、医療機関内の環境と患者の安全の向上に資する製品事業で130年の歴史がある。100カ国以上で事業を展開し、70人の研究者を含む約1200人の社員が在籍。

モレーンコーポレーション

 1993年の創業以来、医療関連感染を専門に医療機関等向け製品だけでなく、教育、運用支援も含めたコンサルティング・サービスを提供。全国に7カ所の営業拠点を有し、製品を単に販売するだけでなく、提供する施設の感染率を下げることを目的に医療施設の感染対策チーム(ICT)や感染対策担当者(CNIC等)との連携を強化し、感染ゼロを目指す。