日本産業・医療ガス協会が、コロナウイルス対応で医療ガス安定供給を会員各社へ要請

 日本産業・医療ガス協会(JIMGA)は4月7日、国の「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」が発表されたことを受けて、JIMGA会員へ向け「新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)への対応について」、今井康夫会長名で通達を行った。
 この中で今井会長は「今後、更に感染症患者が増大するようなことになれば、医療用酸素の需要がますます高まり、ひいては行政からの具体な要請や指示が発せられることも想定され」るとし、会員に対し平成21年の「新型インフルエンザガイドライン」により策定された各社の「同対策マニュアル及び事業の継続行動計画」に基づき、医療ガス従事者の安全確保を最優先としつつ、医療ガスの安定供給に最大限努力するよう要請した。
 通知では、医療ガス事業はその機能が低下した場合に、国民の生命維持に支障を来すものと位置付けられ、事業の継続性が求められており、特に、今回の新型コロナウイルス感染症は肺炎の発生頻度が非常に高いため、医療用酸素等の需要が非常に高まっている、としている。

【参考】

「新型インフルエンザ対策マニュアル等について」 会報「医療」2009(平成 21)年 2 月号掲載
※JIMGA ホームページ 医療ガス部門会員 の「会報」は下記リンクから http://www2.jimga.or.jp/dl/iryo/mem/kaiho/2009/439/43908.pdf