田中 伸男 氏が日本エア・リキードのSenior Executive Advisorに就任

 日本エア・リキードは7月1日付で、田中 伸男 氏が日本エア・リキードのSenior Executive Advisorに就任したと発表した。

 田中氏は1973年に通商産業省(現経済産業省)へ入省、2007年から2011年の間、国際エネルギー機関(IEA)事務局長。現在はTanaka Global Inc.の代表の他、財団法人日本エネルギー経済研究所特別顧問、千代田化工建設株式会社取締役、公益財団法人笹川平和財団の会長を経て特別顧問、そして “Innovation for Cool Earth Forum (ICEF)”における運営委員会の議長を務める。 IEAでは「包括的なエネルギー安全保障」の概念を開拓した他、気候変動、再生可能エネルギー、低炭素エネルギー経済への移行などに焦点を当てた活動を推進した。
 活動は教育分野へも及び、東京大学公共政策大学院特任教授の他、米国Columbia大学Center on Global PolicyにおけるDistinguished Fellowも務める。

 通商産業省(現経済産業省)では、通商政策局通商機構部長をはじめ、数々の要職を歴任。世界貿易機関(WTO)と二国間の自由貿易協定のため、貿易交渉を主導。1982年から1985年の間はワシントン駐在の外務省在アメリカ合衆国日本国大使館で経済担当一等書記官を務めて貿易摩擦問題などに取り組んだ他、1988年から2000年まで外務省在アメリカ合衆国日本国大使館公使。国際情勢に関する専門的な見識を活かし、パリの経済開発協力機構(OECD)の科学技術産業(DSI)の局長も務めた。

 日本エア・リキードのヴィルジニー・ キャヴァリ社長 兼 CEOは、「田中氏の国内外のネットワークと比類のない専門知識はALJの知名度と会社として更なるステップアップへと導いてくれるものと信じています」とコメントしている。