常磐共同ガスとスターリングパートナーズが小名浜港と後背圏の水素利活用トータルシステムの可能性調査

 常磐共同ガスは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の調査事業「福島県小名浜港の大規模受入基地の基本検討及び利活用トータルシステムの実現可能性検討調査」の公募採択を受け、福島県いわき市の小名浜港湾を起点とし、後背圏に展開する水素利活用トータルシステム構築に向けた実現可能性調査を、2022年 1月から行う。調査期間は2023年2月末まで(予定)。共同実施者はスターリングパートナーズ合同会社。

「福島県小名浜港の大規模受入基地の基本検討及び利活用トータルシステムの実現可能性検討調査」
事業イメージ

事業目的

 2011年3月11日以降、政府・福島県・隣県及び民間事業者等を中心として個別実施・検討・計画されている水素等に関連する復興・移行事業等を踏まえて、カーボンニュートラルポート対象港湾である福島県小名浜港及びハブとする水素供給網等の基本検討及び実現可能性について、当該エリアの需給等に対応した整備・維持運営コスト等を積算の上、設置する有識者検討会等と共に、その社会経済性及び技術性等の観点からその社会実装の実現可能性の判断を行う。

調査内容

  1. 福島県小名浜港等を起点とした福島県・茨城県他短期・中長期水素等需給に関する調査
  2. 福島県小名浜港の大規模受入基地の基本検討(役割・機能・費用等)に関する調査調査
  3. 福島県小名浜港等を起点とした面的な利活用トータルシステムの実現可能性検討調査
    「既存地下配管等を活用した効率的な水素供給方法」の検討など