昭和電工、液体塩素を値上げ

2022年4月1日納入分から、10円/キログラム以上

 昭和電工は、4月1日納入分より液体塩素の販売価格を10円/キログラム以上値上げする。

 液体塩素を取り巻く事業環境は、最近の世界的なインフレによる電力コストや輸送費等の上昇に伴い、大変厳しい状況が続いている。

 昭和電工はこれまでも、製造原価の低減や物流の効率化等によるコストダウンに努めてきたが、本製品の安定供給体制を維持するためには、ユーザーにコスト上昇分の一部についてさらなる負担をお願いせざるを得ないとしている。

 液体塩素は、塩素化合物の原料として用いられる基礎化学品で、化学製品や電子部品の製造工程に用いられるほか、医薬・農薬の原料及びその製造工程等、さまざまな分野で広く用いられている。