昭和電工ガスプロダクツがドライアイスの一部供給制限

当面は新規注文受注を停止、前年実績を超える注文分は対応できない場合も

 昭和電工ガスプロダクツは、2022年7月1日付で今夏のドライアイス需給動向と生産・販売状況について「過去に例のない全国的な梅雨明け早期化による酷暑、また、他社プラントトラブルの影響などにより、ドライアイス市場の需給状況は、現在大変ひっ迫して」いると発表した。

 こうした状況において、昭和電工ガスプロダクツは工場の生産量を最大限まで上げ、海外からドライアイスの輸入を行うなど、顧客への供給維持に最大限努めている。しかしながら、供給能力は現状以上の余力が無く、ユーザーへの加工発送を担う協力会社に対しても、引取り時間の遅延に協力を受けながらの対応となっている。

 昭和電工ガスプロダクツでは、今夏の酷暑による気温上昇などを背景に、例年を超える数量の注文となっているとし、顧客においても同様に厳しい状況であることは理解しているとしながらも、昨年同時期の実績を超える注文に対しては受注ができない場合があると説明している。また、新規の問い合わせについては、当面対応ができない状況にあるとし「ドライアイスの需給動向と自社の生産・販売状況について、関係者からの理解を賜りますようお願い申し上げます」とコメントしている。