星医療酸器 2023年3月期第2四半期連結決算

医療用ガス関連事業、売上高17億6700万円(前期比2.3%増)、セグメント利益1億9200万円(前期比21.0%減)

 星医療酸器の2023年3月期第2四半期連結決算は、売上高64億9000万円(前年同期比9.1%増)、営業利益8億0500万円(同31.5%増)、経常利益8億2700万円(同32.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億6000万円(同32.9%増)となった。通期の業績予想と配当金予想に変更はない。

セグメント別概況

医療用ガス関連事業

 COVID-19の世界規模での発生に伴い影響を受けていたが、外来・入院・手術・検査等が回復 傾向にあるため、人的資源の拡充にも努めたことにより医療用酸素・医療用二酸化炭素の出荷量は堅調に推移した。また、感染症対策製品の需要も継続しており、拡販を図った。売上高は17億6700万円(前期比2.3%増)、セグメント利益は1億9200万円(前期比21.0%減)。

在宅医療関連事業

 国の施策である在宅医療への推進を受け、患者と医療機関のニーズに対応するとともに、コロナ禍のなか感染防止に努め、きめの細かい営業活動を継続したことにより「HOT(在宅酸素療法)」、「CPAP(持続陽圧呼吸療法)」ともに好調に推移した。売上高は29億3400万円(前期比9.3%増)、セグメント利益は4億0200万円(前期比85.2%増)。

医療用ガス設備工事関連事業

 配管設備工事は上期に大型物件の完工もあり好調に推移した。配管設備保守点検は変わらず安定した売上を確保。売上高は5億4500万円(前期比94.0%増)、セグメント利益は1億0200万円(前期比142.6%増)。

介護福祉関連事業

 介護福祉関連機器のレンタル及び販売部門において、コロナ禍ではあったが地域包括支援センターや居宅介護支援事業者への継続的な営業活動を図ることによりレンタル売上が順調に推移した。併せて、今後の事業拡大に向けレンタル資材の整備充実を行った。また、訪問看護事業所は、都内3拠点を事業基盤として地域へのPR活動強化により順調に推移した。売上高は4億4800万円(前期比7.1%増)、セグメント利益は300万円(前期比81.0%減)。

施設介護関連事業

 有料老人ホーム「ライフステージ阿佐ヶ谷」(東京都杉並区)は、24時間看護師常駐や地元医療機関との連携の更なる構築を図り、高付加価値サービスの提供と、人材育成の体制を強化した。また、入居者の多様なニーズを把握したうえで、COVID-19の感染予防とまん延防止を最重視した運営を徹底することで入居者、家族への「安心」「安全」をお届けし、入居率の向上に努めました。通所介護施設「あしつよ・文京」(東京都文京区)、「あしつよ巣鴨」(東京都豊島区)、「あしつよ王子」(東京都北区)においても、感染防止に留意しつつ、地元密着型のサービスの提供と顧客ニーズの多様化に対応した稼働率アップを図った。売上高は1億7700万円(前期比1.9%減)、セグメント利益は1900万円(前期比420.1%増)となった。