エア・ウォーター炭酸、炭酸ガス製品を2023年1月1月から現行価格の10%~30%値上げ

2022年4月の価格改定に続き、製造コスト上昇が継続

 エア・ウォーター炭酸は2023年1月1日納入分より、液化炭酸ガスとドライアイスを値上げする。値上げ幅は現行価格の10%~30%。

 エア・ウォーター炭酸は、深刻化する原料炭酸ガス不足を補うため、既存工場への設備増強を行い、自社全国 6 工場及びグループ・協力工場(計 4 工場)からの調達に伴う拠点間輸送や海外からのドライアイス調達等のバックアップを行っている。

 このため、これらの供給に掛かる費用は年々増大していることから、2022 年 4 月出荷分より価格改定を実施した。しかし、2022 年初より原油・LNG・石炭等のエネルギー市況が高騰し、更に円安が急激に進行していること等によって、電力料金が著しく上昇、液化炭酸ガス及びドライアイスの製造コストも上昇が継続している。

 同社はこれまでも、製造・物流等の合理化を進めコストダウンに努めてきたが、電力コストの上昇を企業努力で吸収する範囲を大きく超えており、再度の価格改定を実施するとしている。