理研計器 2023年3月期第3四半期連結決算

定置型ガス検知警報機器の売上高238億2千5百万円(前期比22.2%増)、可搬型ガス検知警報機器の売上高100億3千6百万円(同32.9%増)

 理研計器の2023年3月期第3四半期連結決算は、売上高347億6800万円(前年同期比24.6%増)、営業利益104億5700万円(同55.8%増)、経常利益103億2400万円(同50.1%増)、親会社株主に帰属する純利益71億1900万円(同47.5%増)だった。通期の連結業績予想と年間配当予想に変更は無い。

 産業用防災保安機器業界は、主要顧客である日本国内及び中国・台湾を中心とする東アジアの半導体業界や、中国・EU圏におけるリチウムイオン電池業界の設備投資が堅調に推移したが、半導体に代表される部品の供給不足や資源価格の高騰等が与える影響に十分注意する必要もあり、先行きについても当面の間は不透明な状況が続くと見込む。

 グループは、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じるとともに、生産の合理化による原価低減、徹底した経費削減、オンラインを活用した営業活動の展開、新製品開発への積極的な投資、品質管理体制及びサービス体制の充実に継続して取り組んだ。

 第3四半期連結累計期間の機種別売上の状況は、定置型ガス検知警報機器が、連結売上高238億2千5百万円(前年同四半期比22.2%増)、 可搬型ガス検知警報機器が、連結売上高100億3千6百万円(前年同四半期比32.9%増)、その他測定機器が、連結売上高9億7百万円(前年同四半期比5.0%増)となった。