Expo2025 大阪・関西万博 マレーシアパビリオンで基本合意書(MOU)締結
株式会社ハイドロネクスト(永井正章 CEO)は、金属膜に安価で調達しやすいバナジウムを採用した独自のHN水素精製技術の世界展開のため、マレーシア科学技術イノベーション省(MOSTI)傘下の研究機関NanoMalaysia Berhad(NMB)の子会社 Hypertech Industries Sdn Bhd(HISB)と、Expo2025 大阪・関西万博で戦略的連携に関する基本合意書(MOU)を締結した。

MOU締結式は、Expo2025 大阪・関西万博 マレーシアパビリオン内での式典で、マレーシア科学技術イノベーション省(MOSTI)の事務局長 Datuk Seri Hj. Hasnol Zam Zam bin Hj. Ahmad 氏の立ち会いの下、ハイドロネクストの永井正章CEOと、NanoMalaysia Berhad(NMB)CEO 兼 Hypertech Industries Sdn Bhd(HISB)取締役 Dr. Rezal Khairi Ahmad氏との間で執り行われた。
MOUを通じて、両社は日本とマレーシアの水素バリューチェーンの構築において協力するだけでなく、世界中でオフグリッドな環境でも電力を供給できる燃料電池等の技術開発と実証を両国を中心に推進する。
水素は、精製コストの高さから、世界で積極的な採用が進まない現状にある。ハイドロネクストが開発したHN水素精製技術は、従来のパラジウムよりも埋蔵量が多く、安価で調達しやすいバナジウム金属透過膜を使い、混合ガス状態から理論上100%という高純度の水素の精製が可能とされる。