試合会場でのプラスチック(ペットボトル)ごみ削減へ
サーモスは、Bリーグ所属のプロバスケットボールクラブ「アルバルク東京」とSDGsパートナー契約を締結して実施する「マイボトル推進プロジェクト」の2024-25シーズンの活動実績を公開した。同プロジェクトは、アルバルク東京のホームゲーム会場におけるプラスチック(ペットボトル)ごみ削減を目指し実施されたもので、2025年4月27日にシーズン最後のプロジェクト活動が行われた。

プロジェクトでは、試合観戦時のマイボトル利用を呼びかけることで、ホームゲーム会場でのペットボトルごみ削減を目指している。今回のプロジェクトでは、下記の4つの施策が実施された。
- ホームゲーム30試合でのマイボトル推進(ブース抽選会)
- 新企画!小学校訪問「バスケとSDGs教室」の開催
- ドリンク容器リユースサービスの実証実験
- ホーム試合会場内のサーモス特設ブースで「使用済みステンレス製魔法びん」を回収
これらの施策を通じた活動実績として、1.の2024年10月~2025年4月のホームゲーム30試合におけるブース抽選会参加人数は10,037名を記録した。ペットボトル廃棄量の概算では、1試合あたりの平均廃棄量は約30kg、1試合1人あたりの平均廃棄量は約5gであった。特に2025年4月の7試合では、1試合1人あたりの平均廃棄量は約4gに抑制された。廃棄量は国立代々木競技場第一・第二体育館での試合では、ごみ袋の使用枚数から、アリーナ立川立飛では実際に回収したごみを計量して算出された。
また、2.の小学校訪問「バスケとSDGs教室」では、バスケットボール教室とSDGsに関するミニセミナーが実施され、参加校内でのステンレス製魔法びん回収サービスも行われた。この活動における魔法びんの回収総重量は22.7kgであった。

3.の使い捨てドリンク容器削減に向けた実証実験として「ドリンク容器リユースサービス」が2025年3月29日と4月26日のホーム試合で実施され、合計163杯分の使い捨て容器使用削減につながった。4.のホームゲーム会場での「使用済みステンレス製魔法びん」回収も実施され、回収総重量は34.7kgに達した。回収された製品は、再資源化され様々な製品の素材として再利用される。


さらに、全15試合で使い捨て容器削減のため、「真空断熱ジョッキ」で飲み放題を提供する企画席「THERMOSシート」が設置され、これにより808杯分の使い捨てドリンク容器削減につながったという。
サーモスは2021年よりアルバルク東京と「SDGsパートナー」契約を締結しており、これらの取り組みを推進してきた。「人と環境にやさしいサーモス」というサステナビリティテーマを掲げ、地球環境負荷低減に取り組むことを重要な使命としている。今回のプロジェクトを通じて、多くの来場者がマイボトル利用やリユースサービス、使用済み製品回収といったSDGs活動に関心を示した。サーモスは、来シーズンもアルバルク東京と協力し、マイボトルを通じたプラスチック(ペットボトル)ごみ低減を目指す。