水素パイプラインで集合住宅の純水素型燃料電池にも利用
ENEOSは2024年3月28日、「東京晴海水素ステーション(東京都中央区晴海5丁目)」を開所した。本水素ステーションは、2018年2月28日に民間企業5社と共同で東京都と締結した「選手村地区エネルギー事業」に係る基本協定※1に基づき、晴海4丁目の水素ステーション※2を移転し、新たな水素供給の拠点として整備した。
本水素ステーションで製造された水素は、乗用車タイプの燃料電池自動車(FCV)および、今後導入拡大が期待される大型商用車(FCバス・FCトラック)等のモビリティに供給されるほか、水素パイプラインを通じて、選手村跡地の集合住宅等に設置された純水素型燃料電池※3にも利用される。
また、本水素ステーションの敷地内において、コンビニエンスストア併設型サービスステーション※4、EV急速充電、カーシェアリング等の様々な事業を展開するほか、コンビニエンスストアの2階には、水素の利活用を紹介する展示ギャラリーを設置する。
※1 2018年2月28日公開「JXTGエネルギーは東京都の選手村地区エネルギー事業者に決定しました」
※2 2020年10月8日公開 「東京晴海水素ステーションの開所について」
※3 東京ガス株式会社100%出資子会社である晴海エコエネルギー株式会社が設置および管理
※4 EneJetセルフ晴海店
東京晴海水素ステーション概要
- 開所日: 2024年3月28日
- 所在地: 東京都中央区晴海5-2-12
- 運営者: 株式会社ENEOS水素サプライ&サービス
- 敷地面積: 4,864.53m²
- 供給方式: 都市ガス改質型オンサイト方式(水素製造能力:300Nm3/h)