三菱化工機、太陽石油からSAF製造設備向け水素製造装置のFEED業務を受注
2029年度から20万KL/年のSAFおよび軽油代替の次世代型バイオ燃料「リニューアブルディーゼル」の供給
三菱化工機は、太陽石油株式会社(山本 堯大 代表取締役社長、本社:東京都千代田区)より、同社沖縄事業所における SAF(Sustainable Aviation Fuel :持続可能な航空燃料)の大規模生産設備向け水素製造装置のFEED※業務を受注した。
※FEED (Front End Engineering Design) :プロジェクト立ち上げ段階の概念設計やFeasibility Study後に行われる基本設計

太陽石油のSAF製造事業は、経済産業省の「脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(持続可能な航空燃料(SAF)の製造・供給体制構築支援事業)」の補助対象事業として採択されている。本事業は、2028年度末までの設備完工、2029年度から20万KL/年のSAFおよび軽油の代替となる次世代型バイオ燃料「リニューアブルディーゼル」の供給開始を目指す。
三菱化工機は1964年に水蒸気改質法による水素製造装置の国内1号機を手掛けて以来、60年以上にわたって水素や石油などエネルギー関連のプラント建設を手掛ける。本事業のFEED業務の受注は、2025年度から新たな報告セグメントとして設定した「循環型社会推進」「クリーンエネルギー」領域を主とするGX事業の推進に合致する。


