2025年6月18日～20日に東京ビッグサイトで開催、産業ガスによるカーボンニュートラルへの挑戦
日本酸素ホールディングスグループは、2025年6月18日～20日にかけて東京ビッグサイトで開催される「ジャパン・エネルギー・サミット2025」に初出展する。このイベントは、世界のエネルギーリーダー、政策立案者、イノベーターが一堂に会し、エネルギーの未来を形作る重要なプラットフォーム、この出展を通じて、カーボンニュートラルに向けた同社独自のソリューションを多角的な視点から紹介する予定。
CO₂排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを実現するためには、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換が不可欠とされる。日本酸素ホールディングスは、産業ガスメーカーとして、顧客のエネルギー転換をサポートし、カーボンニュートラル社会の実現を目指す。同社は長年にわたり、酸素、窒素、アルゴンなどの産業ガスを日本国内だけでなく、世界各国において安全かつ安定的に供給してきた。全世界で進むエネルギー転換の局面においても、産業ガスの供給と技術を通じてカーボンニュートラル実現に貢献することが可能であるとしている。
日本酸素ホールディングスのカーボンニュートラルワールドウェブサイトによれば、同社のカーボンニュートラル実現に向けた戦略は、5つの主要な柱で構成されている。
- 燃焼技術によるグリーン化: 酸素富化燃焼技術に水素を組み合わせることで、化石燃料消費量とGHG排出量を削減し、CO2回収率の向上につなげる。
- 水素製造技術を使った提案: 製造技術と使用可能な原料や再生可能エネルギーの適切なバランスを保ちながら、グリーンまたは低炭素な水素を持続的に生産するための適切なソリューションを提案する。
- CO₂の回収: 排出されたCO₂を最適な回収・精製技術によって精製し、別の生産工程や、他の産業で再利用する。
- 循環型経済: 回収されたCO2、スクラップ、廃熱、水処理で発生する汚泥や各種廃棄物の再利用を図るため、適切なソリューションを提案する。
- デジタライゼーション: 循環型経済を支えるデジタル社会の発展により、持続可能な未来を実現するため、エレクトロニクス産業向けの各種ガス、機器、サービスを提供する。
これらの戦略は、燃焼、水素製造(HyCO)、CO2回収、酸素製造といった革新的な4つの技術の組み合わせによって支えられており、バイオメタン、鉄鋼、ガラス、アルミ・非鉄金属といった様々なマーケットに向けてこれらのソリューションを提供する。
日本酸素ホールディングスでは、ジャパン・エネルギー・サミット2025の東京ビッグサイト東7ホール E30ブースで、これらの取り組みや技術を紹介し、産業ガスがエネルギー転換とカーボンニュートラル社会の実現にどのように貢献できるかを訴求する。