日機装、Clean Energy社と協力しRiverside Transit Agency 向け液化水素ステーションを開発

ボイルオフガス圧縮機と液化水素オフロードポンプも提供

 日機装は、連結子会社グループのClean Energy & Industrial Gasesグループ (「CE&IGグループ」)が、Clean Energy Fuels Corp(「Clean Energy社」)と、カリフォルニア州のRiverside Transit Agency(「RTA」)向けに建設予定の液化水素ステーションに必要な機器と制御システムを供給する契約を締結したと発表した。同ステーションは2026年夏に稼働開始予定。

 Clean Energy社は、RTA向けに最新鋭の水素ステーションを設計・建設する契約を獲得しており、CE&IGグループは、このプロジェクトにおいて、ポンプや気化器に加え、プライオリティパネル、ディスペンサー、制御・安全システムを供給するパートナーとして選定された。
 また、CE&IGグループは、液化水素の輸送・取り扱いにおいて最も大きな技術的課題の一つであるボイルオフガスを低減するため、ボイルオフガス圧縮機および液化水素オフロードポンプも提供する。

 リバーサイドに建設される専用ステーションは、RTAが新たに導入した40フィートのFC(水素燃料電池)バスの運用を可能にし、低炭素・ゼロエミッション車両への移行の第一歩となる。RTAは今後10年間でFCバスを100台以上に増やす計画であり、この目標達成にはステーションの24時間稼働が不可欠。

 今回の水素ステーション建設は、CE&IGグループが今年の夏に発表した、WestAir向けにカリフォルニア州ロングビーチでボイルオフガス損失をほぼゼロに抑える設計のハイブリッド水素ステーションを建設する計画に続くものとなる。

 CE&IGグループ Fueling Solutions部門のMike Mackey プレジデント は「CE&IGグループは1998年からカリフォルニア州の公共交通向けに低炭素の代替燃料ステーションを建設しており、天然ガスから始まり、2021年には水素が加わりました。当社は、バス車両全体を稼働させるために必要な液化水素の量を管理できる極低温技術を有する、業界で最初かつ数少ない企業の一つです。CE&IGグループは絶えず革新を続けており、ボイルオフガス管理において業界をリードすることで、水素の利用可能性を高め、コスト削減を実現します」とコメントした。

※ボイルオフガス:水素などの極低温の液体を輸送・貯蔵する際、外部からの熱がタンクに伝わることで液体が気化して発生するガスのこと