Daigasグループが袖ケ浦バイオマス発電所の商業運転を開始

バイオマス専焼発電所として国内最大級の発電容量(7.5万kW)と高い発電効率

 大阪ガスの100%子会社であるDaigasガスアンドパワーソリューション株式会社(以下「DGPS」)が出資する袖ケ浦バイオマス発電株式会社が、2025年7月8日、袖ケ浦バイオマス発電所(以下「本発電所」)の商業運転を開始した。本発電所は千葉県袖ケ浦市に位置し、バイオマス専焼発電所としては国内最大級となる発電容量(7.5万kW)と高い発電効率を備える。

 Daigasグループにとってバイオマス専焼発電所の商業運転開始は7ヶ所目であり、Daigasグループが単独で開発・運営する発電所としては、2ヶ所目となる。

 本発電所においては、2023年1月に燃料中継基地火災が発生、Daigasグループとして「近隣の住民の皆さまを始め、関係各所の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。今後も再発防止策*1を徹底し、本発電所の安全・安定操業に努めてまいります」としている。

 Daigasグループは、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、国内外で、自社開発や保有に加えて他社からの調達も含めた再生可能エネルギー(以下「再エネ」)普及貢献量を2030年度までに500万kW*2に拡大することを目指しており、本発電所を含めた現在の再エネ普及貢献量は374万kWとなる。

*1:袖ケ浦バイオマス発電所 燃料中継基地火災の発生原因と対策について(最終報)(DGPS より2024年6月21日に発表)https://www.daigasgps.co.jp/emergency/1329181_13797.html
*2:建設中や既に意思決定済みの案件及びFIT制度の適用電源を含む

袖ケ浦バイオマス発電所の概要

事業会社袖ヶ浦バイオマス発電株式会社
所在地発電所:千葉県袖ケ浦市中袖5番地6(旭化成株式会社 千葉工場内)燃料貯蔵サイロ:千葉県袖ケ浦市北袖14番地(NC東京ベイ株式会社敷地内)
代表者田中 啓一
出資会社DGPS:100%
発電容量7.5万kW
使用燃料木質ペレット