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東邦アセチレン、エスプーマ用亜酸化窒素ガスを値上げ

 東邦アセチレンは亜酸化窒素(エスプーマ用)ガスの価格を次の通り改定する。物流費・人件費のコスト上昇が続き、徹底したコスト削減に努めてきたが、予想を上回る高騰により現状を維持することが困難と判断した。

  1. 対象商品:亜酸化窒素(エスプーマ用)ガス
  2. 改定理由:物流費、人件費高騰の為
  3. 実施時期:2020年4月1日納品分より
  4. 値上げ率:10~15%
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ヘリウム

大陽日酸、ヘリウムガス価格を20%以上の値上げ

 大陽日酸は、ヘリウムガスの出荷価格を次のとおり改定する。

  1. 対象製品:ヘリウム製品 (シリンダー、トレーラー、液体、特殊ガス)
  2. 改訂時期:2020年1月1日出荷分より
  3. 改定幅:現行価格 20%以上 + 輸送コスト(※)※納入条件に応じ輸送コスト上昇分の改定

 ヘリウムガスは海外の天然ガスから精製、生産される希少資源で、世界的に供給の多くを米国、カタールに依存しており、日本においては全量輸入している。

 世界のヘリウム生産量は、2017年以降、中東での政情不安による輸送問題、生産基地の老朽化による突発トラブル、米国土地管理局の段階的な減産計画により減少している。一方、需要面では中国、インド、新興国での半導体や光ファイバーの製造、医療用のMRI、宇宙産業の発展による急激な需要増加があり、今後数年間は、需給バランスが崩れた状況が継続する見込み。

 大陽日酸ではこうした状況下、安定供給体制を確保するために、調達先の複数化、新規ソースの開拓など、あらゆる手段を講じているとし、これらの取組みに伴う大幅なコスト上昇は、自助努力の限界を超えており、価格の改定を行う。

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産業ガス

大陽日酸が溶解アセチレンガス、一般シリンダーガス価格改定

 大陽日酸は、溶解アセチレンガス及び一般シリンダーガス(酸素、窒素、アルゴン、炭酸、水素、混合ガス他)の出荷価格を下記の通り改定する。

【対象製品】

①溶解アセチレンガス
②一般シリンダーガス(カードル、LGC含む)

【改定時期】

 2018年10月1日出荷分より

【改定幅】

①溶解アセチレンガス(現行出荷価格より+300円/㎏以上)
②一般シリンダーガス(取引形態により個別交渉)

 アセチレン事業においては、カーバイドメーカーによる原料の大幅な値上げのみならず、容器投入費用、容器廃却費用及び輸送関係費用の上昇が続き、アセチレン事業の継続に影響する事態となっている。また、一般シリンダーガスについても、輸送費用や安定供給にかかる製造コストが上昇している。
 大陽日酸では、従来より、物流コスト低減や充填所の統廃合等、コストダウンに努めてきたが、企業努力のみではコスト負担を吸収することが困難な状況となり、価格改定を決定したとしている。

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