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「廃プラスチックガス化リサイクルによる地域低炭素水素モデル構築の調査」がNEDO事業に採択

岩谷産業、豊田通商、日揮HDの3社。都市部で工場や家庭などから排出される廃プラスチックを活用

 岩谷産業、豊田通商、日揮ホールディングスの 3 社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (以下「NEDO」)の委託事業「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発/水素製造・利活用ポテンシャル調査」にて、「都市部における廃プラスチックガス化リサイクルによる地域低炭素水素モデル構築に向けた調査を提案し、採択された。

 本調査では、日本政府が目指す 2050 年のカーボンニュートラル実現に向けて、国内資源を活用した水素供給が重要であると考え、廃プラスチックをガス化して水素を製造するサプライチェーンの構築について検討を行う。プラスチックリサイクルに関しては、2021 年 6 月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」(新法)が成立するなど社会的関心が高まっている。本調査で採用する、プラスチックを分子レベルに分解するガス化ケミカルリサイクルは、マテリアルリサイクル*1 やモノマー化ケミカルリサイクル*2 の適用が難しいとされる、異種素材や不純物が混合したプラスチックでも処理可能である特性を有しており、リサイクル率向上への貢献が期待されている。

サプライチェーンのモデルイメージ

 これにより、都市部で工場や家庭などから排出される廃プラスチックを活用することで、早期に水素を安定的かつ安価に供給することが可能となる。CO2 排出量の削減が急務となっている発電所や各種モビリティ、港湾設備などにおける水素利用の促進をはじめ、水素供給による幅広い分野の脱炭素化と、資源循環の促進に貢献することを目指す。

*1 廃プラスチックの分子構造を保ったまま溶融、成形などの加工を行い、再利用する方式

*2 廃プラスチックを単体の分子化合物であるモノマーに分解し、不純物との分離および精製の後、再度モノマーを重合してプラスチック製品などに活用する方式

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