新コスモス電機 2020年3月期連結決算
新コスモス電機の2020年3月期連結決算は、売上高277億7300万円(前年同期比2.6%減)、営業利益21億4700万円(同20.7%減)、経常利益23億4300万円(同20.8%減)、親会社株主に帰属する純利益14億7500万円(同13.9%減)だった。年間配当金は28円を維持。
グループは家庭用ガス警報器関連、工業用定置式ガス検知警報器関連、業務用携帯型ガス検知器関連ならびに、住宅用火災警報器関連の開発、さらには独自のガスセンサ技術を活かした保安機器や省エネルギー、IoT機器等の開発等を行ってきた。また、グループのネットワークを活かし世界中のガス事故ゼロを目指し、より一層、安全で快適な環境づくりに貢献するため、高性能・高品質・高付加価値製品の開発に取り組むとともに、積極的な営業活動を展開して業績の向上に努めた。
商品別概況
- 家庭用ガス警報器関連
都市ガス用は、都市ガス用警報器および警報器用ガスセンサの拡販に努めたものの、売上高は前期を下回った。LPガス用は、拡販に努め、売上高は前期を上回った。売上高は123億6700万円(前期比6.3%減)。 - 工業用定置式ガス検知警報器関連
国内の都市ガス業界、鉄鋼業界向けおよび海外のエレクトロニクス業界向けガス検知警報器の販売は好調に推移したものの、国内のエレクトロニクス業界向けガス検知警報器の販売が前期より下回り、売上高は78億6900万円(前期比1.2%減)となった。 - 業務用携帯型ガス検知器関連
国内の都市ガス業界、鉄鋼業界向けガス検知器の販売が好調に推移した。加えて海外市場においては可燃性ガス検知器、酸素濃度計の販売が好調に推移し、売上高は5459百万円(前期比2.4%増)。
今後の見通し
経済環境は、新型コロナウイルス感染症の影響により急速に悪化しており、先行きの見通しの判断が困難な状況にあるため、業績予想は今後のコロナウイルス感染症拡大による影響を織り込んでいない。引き続きコロナウイルス感染症拡大による影響を慎重に判断し、業績予想の修正が必要となった場合には、速やかに開示する。
2021年3月期の連結業績予想は、売上高295億5000万円(前年同期比6.4%増)、営業利益26億0500万円(同21.3%増)、経常利益27億4600万円(同17.2%増)、親会社株主に帰属する純利益17億2200万円(同16.7%増)。年間配当は期末配当28円の年間28円を予想する。