エア・ウォーター西日本とオカノが合弁会社「沖縄エア・ウォーター」を設立
年間目標売上高20億円、沖縄県内初の滅菌センターも新設
エア・ウォーターのグループ会社であるエア・ウォーター西日本株式会社は、沖縄県で医療・産業用ガスを販売する株式会社オカノと合弁で「沖縄エア・ウォーター株式会社」を設立した。12 月 1 日(火)より、沖縄県内におけるエア・ウォーターグループの中核会社として、グループ各社の商品・サービスの販売業務を開始する。
エア・ウォーターグループでは、全国3 地域に展開する地域事業会社がグループ各社の製品・サービスの販売業務を行う。沖縄県では、エア・ウォーター西日本㈱が豊見城市に沖縄事業所を構え、主に医療機関への機器販売の窓口業務を担っている。他にもグループ各社が病院設備工事、ドライアイス、業務用冷凍野菜、人工海水などを県内で販売しており、合計で年間10 億円の売上規模に達する。
今回、沖縄県におけるさらなる事業拡大のため、エア・ウォーター西日本㈱と沖縄県で医療・産業用ガスを販売する㈱オカノとの共同出資により、沖縄エア・ウォーター㈱を設立。同社が沖縄県内における販売窓口として地域に密着し、市場ニーズを捉えて、産業、ケミカル、医療、エネルギー、農業・食品、物流、海水などグループが展開する様々な商品・サービスの販売業務を開始する。
また、合弁会社設立に併せて、県内では初となる、医療器具の洗浄・滅菌業務を医療機関から受託する「滅菌センター」をエア・ウォーター西日本㈱沖縄事業所内に新設。受託滅菌サービスの提供を開始し、医療従事者の人手不足や院内スペースの効率的な活用などの課題に対応する。
新会社設立を機に、エア・ウォーターグループが展開する様々な事業領域において、沖縄県でのビジネスの拡大を図り、地元の産業やユーザーに貢献するとともに、グループが持つ技術を活かして、医療や環境など社会的課題の解決に寄与するとしている。
「沖縄エア・ウォーター株式会社」 概要
- 設立: 2020 年12 月1 日
- 代表者: 代表取締役社長:道志 年章
- 本社所在地: 沖縄県豊見城市字豊崎3-103
- 事業内容: 沖縄県における、エア・ウォーターグループ商品の販売等
- 出資比率: エア・ウォーター西日本株式会社 60%、株式会社オカノ 40%
- 年間売上: 20 億円(設立3 年後の目標)
【参考①】エア・ウォーター西日本株式会社 概要
- 本社: 大阪府大阪市中央区南船場4 丁目4 番21 号
- 代表者: 代表取締役社長 道志 年章
- 設立: 2020 年10 月1 日
- 資本金: 20 億円
- 売上高: 528 億円(2019 年度実績)
- 従業員数: 714 名(2020 年3 月末時点)
- 事業内容: 西日本地区における、エア・ウォーターグループ商品の販売等
2020 年10 月、エア・ウォーター西日本㈱は近畿、中・四国、九州の地域事業会社3 社を統合し、地域と共生・共創し、エア・ウォーターグループの国内事業をリードする中核会社として、発足。
【参考②】株式会社オカノ 概要
- 本社: 沖縄県那覇市安謝1 丁目23-8
- 代表者: 代表取締役社長 與儀 盛輝
- 設立: 1983 年10 月
- 資本金: 42,700 千円
- 売上高: 67 億円(2019 年度実績)
- 従業員数: 129 名(2020 年3 月末時点)
- 事業内容: 産業ガス・医療用ガスおよび関連機器の販売