新コスモス電機が2022年3月期通期業績予想を上方修正、経常利益14億5700万円増の49億8000万円を予想
第3四半期連結決算は売上高243億9300万円18.8%増、純利益24億4100万円63.1%増
新コスモス電機の2022年3月期第3四半期連結決算は、売上高243億円9300万円(前年同期比18.8%増)、営業利益36億2900万円(同63.8%増)、経常利益39億6000万円(同71.7%増)、親会社株主に帰属する純利益24億4100万円(同63.1%増)だった。
通期の業績予想を上方修正し、売上高328億5000万円(従来予想比8億5000万円増、前年同期比11.1%増)、営業利益44億8000万円(同12億8000万円増、同30.0%増)、経常利益49億8000万円(同14億5700万円増、同34.2%増)、親会社株主に帰属する純利益31億5000万円(同8億9700万円増、同28.1%増)とした。
修正の理由は、売上高がコロナ禍の影響が徐々に緩和されるとともに、北米を中心とした海外市場の回復により前回予想を上回る見込み。利益面では、第4四半期以降において、原材料価格の高騰による利益圧迫が予想されるものの、コロナ禍に伴う事業活動の制限の長期化、および原材料価格高騰による利益の落ち込みに備えた全社的な経費節減の取り組み、さらに為替相場の影響もあり、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は前回予想を上回る見込み。
年間配当予想は30円を維持した。
商品別概況
家庭用ガス警報器関連
売上高118億4300万円(前年同期比23.6%増)。海外向け都市ガス用警報器の販売が好調を維持し、さらに海外向け警報器用ガスセンサ、国内向けLPガス用システム型警報器の販売も増加した。
工業用定置式ガス検知警報器関連
売上高65億6500万円(前年同期比20.5%増)。エレクトロニクス業界、石油化学業界、電力業界向けをはじめ、全般的にガス検知警報器の販売が増加した。また、メンテナンスサービスの売上も好調に推移した。
業務用携帯型ガス検知器関連
売上高41億1000万円(前年同期比6.8%増)。鉄鋼業界向けガス検知器の販売が増加した。また、メンテナンスサービスの売上も好調に推移した。