昭和電工、アンモニア販売価格改定

液化アンモニアとアンモニア水、2022年5月20日納入分より

 昭和電工は、アンモニアの国内販売価格を以下のとおり引き上げる。

1.価格改定の内容

①値上げ幅

  • 液化アンモニア(タンクローリー) 48円/kg以上
  • 液化アンモニア(ボンベ)     48円/kg以上
  • アンモニア水(25%濃度)    12円/kg以上

②実施時期

 2022年5月20日納入分より

2.価格改定の背景

 アンモニアは、ナイロンやアクリロニトリル等の合成繊維原料、火力発電所等の排煙に含まれる窒素酸化物(NOx)の除去、自動車・建設機械部品の金属表面処理などの一般工業用途や肥料用途などに幅広く使用されている。

 昭和電工では、アンモニアを取り巻く事業環境は、昨今の原燃料高を背景とした原材料や電力コスト等の高騰により、厳しい状況が続いており、「製造原価の低減、経費の削減や物流の効率化等、コスト削減に努めてきたが、今後も安定生産と安定供給を維持するためには、顧客にコスト上昇分の一部について負担をお願いせざるを得ない」としている。