液化水素製造プラント「ハイドロエッジ」に太陽光由来の再生可能エネルギーを導入
液化水素製造時の電力の一部として活用
岩谷産業のグループ会社である株式会社ハイドロエッジ(本社:大阪、社長:美澤秀敏、資本金 4 億 9 千万円)は、関西電力株式会社(本社:大阪、社長:森本孝、資本金 4,893 億円)とコーポレートPPAを締結し、太陽光由来の再生可能エネルギーを導入する。
ハイドロエッジでは、LNG の冷熱を利用して液化窒素・酸素・アルゴンを製造、さらにそこで製造された液化窒素の冷熱を利用して液化水素を製造している。今回のコーポレート PPA の締結にあたり、関西電力は 5 月 20 日に採択された経済産業省の補助金*を受けて太陽光発電設備を新たに設置し、ハイドロエッジはそこから供給される電力を調達し、液化水素を製造する際に使用する電力の一部として活用する。導入開始は 2023 年 2 月の予定。
岩谷産業では、脱炭素社会の実現に向け、CO2フリー水素の大量調達やその利活用、廃プラスチックやバイオガスからの水素製造などさまざまな検討を進めている。本取り組みは、脱炭素社会の実現に向けた一歩として、今後もさらに再生可能エネルギーへの切り替えを進め、将来的には国内における CO2フリー水素製造につなげる。
*コーポレート PPA・・需要家と発電事業者が小売電気事業者を介して長期・固定価格での電力購入契約を結ぶ、電力供給・調達方法。需要家主導で、3 者が一体となり、再生可能エネルギー導入を進める UDA(User Driven Alliance)モデルの一つ
**経済産業省令和 3 年度「需要家主導による太陽光発電導入促進補助金」