巴商会とJFEコンテイナーが35MPa/100kgの水素供給可能な容器システム車輛を開発

世界初の水素混焼エンジン搭載旅客船『Hydro BINGO(ハイドロびんご)』に搭載

 巴商会とJFE コンテイナーは、モビリティや定置式などの各種水素利用媒体へ、35MPa/100kg の水素を供給可能な容器システム車輛を開発し販売を開始する。今後、巴商会が当容器システム車輛を販売し、JFEコンテイナーが容器を提供する。

容器システム車輛内の様子
容器システム車輛内の様子

 今回開発した容器システム車輛は、多様化する水素利用媒体に新たな供給形態を提案する。水素燃料電池により電気駆動する設備だけでなく、より多くの水素を必要とする水素燃焼型の移動体にも利用可能。

 すでにジャパンハイドロ株式会社所有の、世界初の水素混焼エンジン搭載旅客船「Hydro BINGO(ハイドロびんご)」に搭載され、航行に成功している。

『Hydro BINGO(ハイドロびんご)』に搭載された容器システム車輛
『Hydro BINGO(ハイドロびんご)』に搭載された容器システム車輛
世界初の水素混焼エンジン搭載旅客船『Hydro BINGO(ハイドロびんご)』
世界初の水素混焼エンジン搭載旅客船『Hydro BINGO(ハイドロびんご)』

製品特長

  • 35MPa 圧縮水素ガスの充填が可能
  • 国土交通省の車輛認可を受けており、公道走行が可能
  • 接続する使用設備側において必要な仕様で、水素供給が可能
  • 総重量3,500kg以内で、約100kgの水素燃料格納が可能
  • コンパクトな設計(W2,430mm×L5,876mm×H2,232mm)により、小型トラック等での牽引が可能