東京都が大井コンテナふ頭で荷役機械の燃料電池化プロジェクトを実施

岩谷産業、日本郵船、ユニエツクスNCT、三井E&Sと協定

 東京都港湾局と日本郵船株式会社、株式会社ユニエツクスNCT、株式会社三井E&S、岩谷産業の5者は、大井コンテナふ頭において、タイヤ式門型クレーン(RTG)※1に燃料電池(FC)※2を実装し、水素を燃料とした荷役作業を実施するため、協定を締結した。本プロジェクトの成果を広く展開することで、荷役機械等の水素利用の普及促進を図り、東京港の脱炭素化を推進する。

※1 タイヤ式門型クレーン(RTG: Rubber Tired Gantry crane):両端にタイヤ付きの脚を設け、地上にレールを設置しなくても走行することができるクレーンのこと

※2 燃料電池(FC: Fuel Cell):水素と酸素を化学反応させて、電気を発電する装置のこと

プロジェクトの名称

東京港における荷役機械のFC化プロジェクト

参画者

  1. 東京都港湾局
  2. 日本郵船株式会社
  3. 株式会社ユニエツクスNCT
  4. 株式会社三井 E&S
  5. 岩谷産業株式会社

実施場所

東京都品川区八潮二丁目5番2号(大井ふ頭6/7号バース 日本郵船東京コンテナ・ターミナル内)

東京港における荷役機械のFC化プロジェクト

実施内容

  1. 荷役機械のディーゼルエンジン発電機のFC発電装置への換装
  2. 荷役機械に対する水素供給体制の構築
  3. 荷役機械による荷役作業の実施(荷役機械に対する水素充填を含む)
荷役機械の換装
荷役機械の換装
水素の供給体制
水素の供給体制
参画者分担
東京都港湾局東京港における水素活用の普及促進 等
日本郵船全体調整、実施計画、実施場所の提供 等
ユニエツクスNCT荷役作業や水素充填作業の実施 等
三井 E&S荷役機械のFC発電装置への換装 等
岩谷産業水素燃料の調達、運搬及び供給 等
参画者の主な役割

今後の予定

  • 令和5年(2023 年):事前調査・実施計画、FC発電装置等の設計・製作 等
  • 令和6年~7年(2024 年~2025 年):荷役機械のFC発電装置への換装、水素を燃料とした荷役作業の実施、検証 等