半導体材料ガスの長距離輸送でモーダルコンビネーションの本格運行開始
三重県から岩手県まで、鉄道コンテナを用いて輸送
ジャパンマテリアル株式会社、日本トランスシティ株式会社、日本貨物鉄道株式会社は、半導体の製造過程で使用される「半導体材料ガス」の輸送について、物流の2024年問題やカーボンニュートラルに向け、持続可能な物流体制構築のため、貨物鉄道を用いたトライアル輸送を重ね、このほど本格運行を開始した。
この取り組みは、加速するデジタル化の波に伴う半導体産業の重要性の増大と、物流のカーボンニュートラルへの移行を背景とし、2023年6月より三重県の四日市駅から岩手県の水沢駅まで、鉄道コンテナを用いたトライアル輸送を実施した。この結果、貨物に対する振動や温度保持などの輸送品質について、従来の輸送と比較して遜色がないことを確認。2024年3月17日に出発セレモニーを開催し、本格運行を開始した。