東邦アセチレンが「エスプーマ」専用・食品用ガスの供給能力倍増

関東営業所（千葉県白井市）内に充填工場を新設

　東邦アセチレンは、エスプーマ専用・食品用ガスの供給能力増強のため、関東営業所（千葉県白井市）内に充填工場を新設し、充填能力を倍増する。

　同社は食品用ガスを高付加価値分野の主力事業のひとつに位置付け、エスプーマ事業として大手外食チェーンやレストラン、カフェ、喫茶店などに充填機やディスペンサーをセットで提供している。外食産業の店内ではホイップクリームやムースなどを作る調理器具として幅広く利用されており、外食産業がコロナ禍から回復し需要が拡大するなかで、エスプーマ事業の高成長を背景に供給能力の増強を行う。

　エスプーマ事業の展開を加速させるために、２０２２年７月、品川に東京支社を開設。オフィス内に食品をガスで泡にする調理器具「エスプーマ」を利用したレシピを外食産業に提案するデモキッチンを設け、提案営業を強化した。さらに２０２４年１月北新地に、大阪支社の設置に合わせてオフィス内にデモキッチンを設け、西日本地区の機能を拡充した。