エア・ウォーターが2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン内「ミライの食と文化ゾーン」に協賛

「ミックスジュース」をコンセプトに、北海道の旬の美味しさを最大限に引き出した『ミライのミックスドリンク』を提供

 エア・ウォーターは、2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン内「ミライの食と文化ゾーン」に協賛する。これにより、同パビリオンのリボーン体験ルート「ミライの都市ゾーン」におけるブース展示と、「未来社会ショーケース事業」のグリーン万博におけるCO2回収実証とあわせて、異なる3つのエリアで大阪・関西万博へ参画することになる。

「北海道の旬のおいしさを大阪に、そして世界に。」
「北海道の旬のおいしさを大阪に、そして世界に。」

 「ミライの食と文化ゾーン」では、大阪発祥の飲み物として親しまれる「ミックスジュース」をコンセプトに、産業ガスをはじめとする事業で培った技術を活かして、北海道の旬の美味しさを最大限に引き出した『ミライのミックスドリンク』を提供する。

大阪・関西万博 出展の狙い

 エア・ウォーターグループは産業ガスの製造・販売を事業の根幹としながら、人々の生命を支える医療や、くらしにかかわる食品の提供など、産業ガスの需要先であった生活系の事業領域を拡大することで、広く社会に貢献してきた。現在は、多様な事業領域の方向性を『地球環境』『ウェルネス』という2つに統合し、社会課題を起点とした事業の創造と発展を目指す。

 長年の事業運営で培った知見や先端技術を結集した3つの展示体験を通じて、グループが「近未来の地球環境とウェルネスをデザインし、社会課題の解決に貢献する企業」を目指すことを世界各国から訪れる来場者に向け発信するとともに、世界共通の課題解決に向けたイノベーションの推進や共創活動を継続的に取り組むきっかけとする。

大阪ヘルスケアパビリオン リボーン体験ルート「ミライの都市ゾーン」ブース展示

 「2050年のミライのホーム」を展示。リビング、キッチン、ウィンドウの3つのゾーンで構成された空間で、未来の暮らしを体験。

大阪ヘルスケアパビリオン リボーン体験ルート「ミライの都市ゾーン」ブース展示

大阪ヘルスケアパビリオン 「ミライの食と文化ゾーン」ドリンク提供

 北海道の食材をベースとしたドリンクを、先端技術を駆使して提供。

大阪ヘルスケアパビリオン 「ミライの食と文化ゾーン」ドリンク提供

未来社会ショーケース事業 グリーン万博におけるCO2回収実証

 会場内で燃焼排ガスからCO₂回収実証を実施。回収したCO₂は会場内で冷却用のドライアイスとして活用する予定。

未来社会ショーケース事業 グリーン万博におけるCO2回収実証

ミライの食と文化ゾーン(フードエリア)出展について

(1)店舗名と店舗コンセプト

 「NEO MIX STAND(ネオ ミックス スタンド)」は、「地球の恵みを、社会の望みに。」というエア・ウォーターグループのパーパスを念頭に、飲食業における未来をテーマとし、「ヒトとロボットのハーモニー」を形にした店舗。

 「NEO」は革新的で新しい時代を表現し、「MIX」は食材を混ぜ合わせるだけではなく、ヒトとロボット、そしてグループの持つさまざまな技術の融合を表す。また、「STAND」は気軽に誰でも立ち寄りやすい店舗で、特別なドリンクをスタイリッシュに楽しんでもらいたいという想いを込めた。

 エア・ウォーターグループは北海道に事業の発祥をもち、現在、農業と食を支えるアグリ&フーズ事業を展開している。厳選した北海道の大地の恵みを、加工・保存・輸送技術を用いて店舗に届け、さらに、ヒトとロボットが協働してドリンクを作り上げる。来場者の目の前でヒトとロボットが共に創り出す新しい美味しさは、これからの「社会の望み」として記憶に深く刻まれる。

(2)未来の店舗オペレーション

 「NEO MIX STAND」では、ヒトとロボットが協働する、未来の飲食店オペレーションを行う。注文が入ると、メニューに合わせて、2台のロボットアームがまるで人の手のようにさまざまな動きを行い、アームがジュースの充填や蓋の取り付けから、提供までを行う。ドリンクが提供されるまでの間、目の前のロボットの動きを楽しむことができ、このライブ感により、驚きだけでなく、ロボットがヒトと共に働く未来へのわくわく感を楽しむことができる。

 すべての工程を機械化するのではなく、要所にはヒトを配置し、ロボットを見守りながら、来場者との温かいコミュニケーションをサポートする。飲食業界をはじめ、社会課題である人手不足に対し、エア・ウォーターの考える未来の飲食店オペレーションを提案することで、「社会の望み」を表現した。

(3)販売メニュー

 「NEO MIX STAND」では、北海道の大地の恵みにグループの技術をかけ合わせた4種のドリンクを大阪万博限定メニューとして開発した。中でも、北海道産にんじん「アロマレッド®」を使用した、オレンジ色鮮やかなスムージーや、「大阪×北海道」をコンセプトにしたミックスドリンクを、アイコンメニューとして販売する。この2品は、フルーツを凍らせた特製の冷凍キューブを氷の代わりに使用。このキューブが溶けることで、味の変化を楽しむだけでなく、自身でシェイカーを振ることで、冷たいシェイクに仕上げることができる。ヒトとロボットの協働に、来場者も参加できる仕掛けとした。

 また、提供するロゴ入りシェイカーは、万博来場の記念として持ち帰ることで、リユースによる環境への配慮をするだけでなく、いつでもエア・ウォーターを身近に感じていほしいという願いを込めた。

※「アロマレッド®」は株式会社トーホクの登録商標。
固有の名称は各社の商標または登録商標。