新コスモス電機、第2のガスセンサ生産拠点「淀川工場」を開所

生産能力2倍以上へ、大阪市の「津波避難ビル」にも指定

 新コスモス電機(本社:大阪市市淀川区、髙橋良典 代表取締役社長)は、大阪市淀川区の本社エリアにガスセンサの生産を行う淀川工場を開所し、2025年1月23日(木)に開所式を行った。

 新工場の所在地は〒532-0036 大阪府大阪市淀川区三津屋中3丁目6-25、延床面積6649㎡、地上6階・地下1階建て。ガスセンサの生産、ガス検知器・ガス警報器の生産管理、物流倉庫として利用される。

新コスモス電機「淀川工場」
新コスモス電機株式会社 淀川工場
開所式:(左から)株式会社三菱UFJ銀行 矢代 昌義 新大阪支店長、一般財団法人日本ガス機器検査協会 中西 英夫 理事長、淀川消防署 村田 哲 署長、特別民間法人高圧ガス保安協会 原田 敏行 近畿支部事務局長、Daigasエナジー株式会社 小坂 大輔 取締役 ビジネス開発部長、新コスモス電機株式会社 髙橋 良典 代表取締役社長、岩谷産業株式会社 間島 寬 代表取締役 社長執行役員、大阪市淀川区 岡本 多加志 区長

 新コスモス電機は、2014年に兵庫県三木市に竣工した世界最大級のガスセンサ研究開発・製造設備「コスモスセンサセンター(CSC)」で、ガスセンサの基礎研究から製造までを一貫して行ってきた。今回開所した淀川工場は、経営基盤強化のための戦略的な投資の一環で、ガス警報器の受注増に伴うガスセンサの生産増への対応とBCP対応を目的とした第2の生産拠点となる。淀川工場が本格稼働をすると、ガスセンサの生産能力は現在の約2倍以上となる計画。

 特に、MEMSセンサは家庭用電池式ガス警報器に搭載されており、現在家庭用電池式ガス警報器の需要が増えているアメリカをはじめグローバル展開の重要な役割を担う。

ガスセンサ

大阪市が確保を進める「津波避難ビル」として地域に貢献

 新コスモス電機は、1960年の会社設立より本社を大阪市淀川区に構えている。これまで支えてくれた地域・社会の皆様へ恩返しができるよう、大阪市が確保を進めている「津波避難ビル」に申請をし、指定された。警備員が常駐体制のため24時間避難の受け入れを可能とし、収容人数は最大154名、最大3日間滞在できる物資を備蓄、災害発生時の地域住民の安全確保に活用する。

大阪市の「津波避難ビル」に指定

津波避難ビルの概要

所在地〒532-0036 大阪府大阪市淀川区三津屋中3丁目6-25
施設名称新コスモス電機株式会社 淀川工場
使用場所6階 ホール
収容人数154名
受入可能時間帯24時間

※大阪市では、津波浸水や河川氾濫による浸水のおそれのある地域(22区)を対象に「津波避難ビル」・「水害時避難ビル」の確保を進めている

新コスモス電機について

 1964年に世界で初めて家庭用ガス警報器を開発、「世界中のガス事故をなくしたい」という想いで家庭用ガス警報器・産業用ガス検知警報器・住宅用火災警報器を手掛ける。家庭用ガス警報器は国内トップシェアを誇り、現在は海外市場へも積極的に展開する。すべての製品のコアとなるガスセンサ技術を基に、世の中になかった新しい商品を数多く開発する。

世界最大級のガスセンサ研究開発・製造設備「コスモスセンサセンター」
世界最大級のガスセンサ研究開発・製造設備「コスモスセンサセンター」

会社概要

  • 会社名:新コスモス電機株式会社
  • 所在地:大阪市淀川区三津屋中2-5-4
  • 代表者:代表取締役社長 髙橋 良典
  • 設立:1960年
  • 事業内容:家庭用ガス警報器、産業用ガス検知警報器、住宅用火災警報器他の開発・製造・販売・メンテナンス
  • URL:https://www.new-cosmos.co.jp/