静岡県初となる産業用燃料電池フォークリフトの導入実証を実施
鈴与商事が県から委託、鈴木商館とトヨタL&F静岡の協力で実施
鈴与商事は、鈴木商館およびトヨタL&F静岡と連携し、産業用燃料電池フォークリフト(FCフォークリフト)の導入実証を、新興津国際物流センター(静岡県静岡市清水区興津清見寺町1387-1)で2025年12月1日~12月19日にかけて実施した。実証名「令和7年度産業用FC車両導入実証運営業務委託」として、鈴与商事が静岡県より委託を受け、鈴木商館とトヨタL&F静岡の協力のもと行われたもので、静岡県内では初の事例となる。
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、国内外で水素エネルギーの導入が加速する中、静岡県では清水港を活用した水素供給拠点の整備や水素ステーションの開設など、地域産業・物流分野での水素利活用を推進する取り組みが進む。
本実証では、トヨタL&F静岡がFCフォークリフト車両を提供、鈴木商館が水素供給とパッケージ型簡易水素充填システム「ベルステーションMOVE」によるFCフォークリフト車両への水素充填を担い、アオキトランス株式会社、株式会社天野回漕店、鈴与株式会社、清和海運株式会社の4社がFCフォークリフトの試験利用を行った。
鈴与商事ら3社では、本実証を通じて水素エネルギーの実用性と有効性を検証し、地域産業における水素活用モデルを構築することで、持続可能な社会の実現と地域経済の活性化に貢献するとしている。
各社の概要
株式会社鈴木商館
1905年の創業以来、高圧ガスとその関連機器の取り扱いを中心に成長を重ね、新しい分野への参入やネットワークの拡張を行い、一歩一歩確実にビジネスを進展。現在は、日本全国に数多くの拠点を配し、グループ企業との確固たる協力体制を構築し、信頼性の高いビジネスを展開する。(https://www.suzukishokan.co.jp/)
トヨタL&F静岡株式会社
フォークリフトを主に生産する株式会社豊田自動織機のグループ会社。物流を取り巻く環境変化に対応すべく、水素燃料のフォークリフトをはじめとする各種産業車両、自動運転フォークリフトなどの多種多様な物流システムなど、物流ソリューション商品を提供することで顧客の様々なニーズに応える「地域一番の物流パートナー」を目指す。(https://toyota-lf-shizuoka.jp/)
鈴与商事株式会社
石油・ガス・電気といったエネルギーの供給に加え、太陽光発電・蓄電池・CO2可視化サービスなど、顧客の脱炭素化に資する商材やサービスを提供。また、建設資材や化学品、製造現場の省人化・自動化および事務所内の業務デジタル化を支援するソリューション提案など、総合商社として様々な商材やサービスを展開する。(https://www.suzuyoshoji.co.jp/business.html)



