レゾナック・ホールディングス 髙橋秀仁社長・CEO 年頭挨拶【要旨】

共創文化の体現とこれまでの成長を土台に、次のフェーズへ

 レゾナック・ホールディングスとレゾナック(いずれも髙橋秀仁 代表取締役社長・CEO)は、誕生から3周年を迎えた。髙橋代表取締役社長・CEOは、2026年の年頭挨拶において従業員に「私のパーパスは、レゾナックを働いていて楽しい会社にすること。従業員の皆さんにハピネスを感じてもらうことです。」と述べ、「化学の力で社会を変えながら企業価値最大化に向けて、皆さん、一緒に次のフェーズへ行きましょう」と呼びかけた。

年頭挨拶(要旨)

 私が社長に就任してからの4年間、私たちは企業文化を大きく変革し、社内外で共創の土台を築いてきました。「事前の非連続性と事後の常識性」という言葉の通り、さまざまな事柄が常識に変わりました。一方、足元の業績では、パーシャルスピンオフを目指すクラサスケミカルを除いた2025年7-9月期のEBITDAマージンが20.7%となり、1四半期だけですが目標の20%以上に到達しました。
 これらの成長を踏まえ、今年から2030年までを新たな期間と捉え、長期ビジョンを今後発表します。詳細については、2月の決算発表でお伝えしますが、「化学の力で社会を変える」というパーパスのもと、私たちは人々が幸せに暮らせる社会と美しい地球を次世代に手渡すために共創し、「世界トップクラスの機能性化学メーカー」を目指します。

 この実現に向け、7つの主要経営課題を定義しました。特に「共創型イノベーション推進」「サステナビリティの実践」「AIでの生産性向上と価値創出」「共創文化の体現と従業員のハピネスの向上」を重点テーマとしています。
 まず、「共創型イノベーション推進」について、昨年は、当社を含む27社で「JOINT3」という大型基板の半導体実装技術開発のためのコンソーシアムを設立しました。技術的なゲームチェンジを主体的に先導することによる好機は大きいです。他のコンソーシアムを含め、最先端技術やコンセプトの共創開発を推進します。
 「サステナビリティの実践」について、2025年は、水素混焼ガスタービンのための補助金認定されたことにより、レゾナックグループ全体としての温室効果ガス排出量の大幅削減が見込めるようになりました。2050年のカーボンニュートラルに向けて、今後も着実に取り組みを進めていきます。
 次は「AIでの生産性向上と価値創出」についてです。この2年間、「止めることを決めよう」と言い続けてきました。その一つとして、承認者の数は3人までにして、権限移譲を進めてください。ボトムアップ型の職場改善もどんどん進めましょう。また、AIやITツールを業務に取り入れて、効率を上げていきましょう。
 最後に「共創文化の体現と従業員のハピネスの向上」です。
 AIの台頭によって、人にしかできないことは何かを考えてきました。人にしかできないのは、「志」・「価値判断」・「イノベーション」です。今年から次のフェーズに向けて、改めて「パーパス」、「バリュー」、自律と共創の大切さをしっかりと理解し行動に移し、そして適切に評価、育成に反映していただきたい。

 私のパーパスは、レゾナックを働いていて楽しい会社にすること。従業員の皆さんにハピネスを感じてもらうことです。そのためには、志で繋がる仲間をつくり、バリューを発揮して一緒に切磋琢磨し、自分も、組織も成長していくことが必要です。なぜなら、そのプロセスの中に、内発的な楽しさ、幸せがあるからです。
 化学の力で社会を変えながら企業価値最大化に向けて、皆さん、一緒に次のフェーズへ行きましょう。