大阪府堺市に液化炭酸製造プラント「堺カーボニクス」完成 、コスモ石油 堺製油所から原料ガス供給

 岩谷産業は、2014年4月より関係会社のハイドロエッジ構内で液化炭酸製造プラントの建設を進めてきたが、10月より商業運転を開始した。

 液化炭酸は供給元の閉鎖や減産により、近年非常にタイトな需給状況にある。特に西日本エリアにおいては、今後もさらに厳しい需給環境が続くものと予想されている。
 こうした状況を受け、岩谷産業では大阪府堺市に液化炭酸製造プラント「堺カーボニクス」を新設。同プラントは、コスモ石油堺製油所から原料ガスの供給を受け、ハイドロエッジ構内にて液化・貯蔵後、ローリーにて出荷する。現在稼働している千葉・三重・山口に加え、堺カーボニクスの完成により全国で4ヵ所の供給拠点を有することになる。
 今後は、近畿から中四国エリアの顧客への安定供給に努めるとともに、販売の強化を図る。

【プラントの概要】 

(1)所在地:大阪府堺市西区築港新町3丁1-23 (ハイドロエッジ構内)
(2)液化能力:33,000トン/年
(3)貯槽:100トンCE×4基
(4)ローリー出荷:3レーン