LPガス仕様で初の消防法適合認定品「防災型非常用ガス発電機」を発売開始
岩谷産業は、LPガス仕様としては初めて、消防法の自家発電設備基準に適合した認定品である「防災型非常用ガス発電機(デンヨー製)」を、9月1日より発売開始する
東日本大震災を契機に、LPガスは電気や都市ガスなどのライフラインが寸断された場合でも、調理や給湯、暖房に加え、発電用の燃料として使用できる「災害に強い分散型エネルギー」として、その有用性が再認識されている。
岩谷産業は、これまで、デンヨー(本社:東京、社長:古賀繁)との共同開発による「一般停電型非常用ガス発電機」を、公共施設、病院、介護施設、マンション、工場などのBCP対策のために販売してきた。
今回販売開始する「防災型非常用ガス発電機」は、スプリンクラーなどの防災負荷の設置義務がある施設に対しても導入することができる。
型式 | 寸法 | 整備質量 |
メーカー標準価格 (税抜き) |
LEG-40SSGF | 2,500×1,100×1,900 mm | 1,630 kg | ¥16,000,000- |
また、消防法では、防災型自家発電装置は燃料残量の管理が必須。岩谷産業は、東洋ガスメーター(本社:富山、社長:水越靖)と共同で「残量管理用 超音波式ガス流量計【ERM16】」を開発(特許出願中)し、「防災型非常用ガス発電機」専用のガス供給ユニット「ITIシリーズ(仮称)」を販売開始する。この「ITIシリーズ(仮称)」は、残量管理のほか、耐震性の確保、保安対策、遠隔監視といったさまざまな機能を併せもっている。
LPガス供給設備 ITIシリーズ