エア・ウォーター、大同エアプロダクツ・エレクトロニクスを完全子会社化

 エア・ウォーターとエア・プロダクツ&ケミカルズ(以下「エア・プロダクツ」)は、両社の合弁会社である大同エアプロダクツ・エレクトロニクス株式会社(以下「DAP」)について、エア・プロダクツが保有する全株式をエア・ウォーターが譲り受けることで合意した。
 これによりDAPは、2015年12月4日よりエア・ウォーターが100%出資する完全子会社となる。なお、完全子会社化後も引き続き、エア・プロダクツ製の特殊ガス、特殊ケミカルおよび関連供給機器の販売を継続して行う。

 完全子会社化されたDAPは、2016年4月を目処にエア・ウォーターへ吸収合併を行う予定で、その際、一部を除くバルクガス事業を各地域事業会社へ移管し、一般産業向け事業と統合することにより効率化を図ると同時に、特殊材料事業をエレクトロニクス事業部に集約する。

 エア・ウォーターは、日本の産業ガス業界のリーディングカンパニーとして長年にわたり産業・医療用ガスの製造・販売に取り組み、また一方で、常に時代や経済情勢の変化を俊敏に捉えるべく、「全天候型経営」と「ねずみの集団経営」という独自の経営の基本を標榜し、事業の多角化を推進している。