神戸製鋼所加古川製鉄所殿向けオンサイトガス供給
エア・ウォーターは、神戸製鋼所加古川製鉄所向けに新たに建設する新5号空気分離プラントによるガス供給を受託した。2016年6月よりエア・ウォーターの最新鋭大型プラントである新5号プラントの建設を進め、2017年10月のガス供給の開始を目指す。
エア・ウォーターは、加古川製鉄所による産業ガスの新プラント建設計画に際し、新5号プラントの建設からガス供給にいたる一連のオンサイトガスビジネスを受託した。同プラントによって製造した酸素、窒素、アルゴンの一部は液化し、エア・ウォーターを通じて西日本地域の顧客へガス供給を行う。
エア・ウォーターは、これまで培ってきた深冷分離技術を活かし、最新鋭の高効率プラントを建設する。また、オンサイトガス供給や、そのバックアップ供給システムによって得た経験やノウハウを駆使した、独自の「ガストータルビジネスモデル」で、安定供給と安全を約束する。
エア・ウォーターと神戸製鋼所は、酸素製鋼法の黎明期から液化酸素の一部供給などを通じ、50余年の永きに渡り緊密に連携してきた。とりわけ、技術面では、1966年にエア・ウォーター兵庫工場に液化酸素ガスをはじめとした、産業ガスを製造する空気分離装置を建設して以来、神戸製鋼所は数多くの技術的支援によりエア・ウォーターの空気分離技術の高度化に尽力してきた。2004年に設立され、現在もエア・ウォーターのプラント設計の多くを担う神鋼エア・ウォーター・クライオプラントはその象徴ともいえる。
【新5号プラントの概要】
①プラント能力 : 酸素ガス30,000N㎥/h、窒素ガス40,000N ㎥/h、アルゴンガス1,000N ㎥/h
②スケジュール : 建設開始2016 年6 月、ガス供給開始2017 年10 月
③設備投資額 : 約50 億円