医療器材の滅菌消毒を行う「四国メディエイチ」設立
エア・ウォーターの医療事業は、地域密着型サービスの基盤強化として、医療機関で使用されるピンセットやハサミなどの医療器材の滅菌消毒業務を行う受託滅菌サービス事業の拠点推進を行っている。
エア・ウォーター・メディエイチ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石川 直由)と、土佐酸素は、四国地区における受託滅菌サービス事業会社、「四国メディエイチ」を、両社の共同出資で設立した。
今後、四国地区における新たな拠点として高知市内に滅菌センターを建設し、四国メディエイチと土佐酸素殿が病院密着型の事業展開を行うとともに、エア・ウォーター・メディエイチの全国ネットワークを組み合わせることにより、総合的な医療サービス事業の提供体制を構築する。
エア・ウォーターの医療事業は、医療用酸素の供給から手術室・ICUをはじめとした病院設備工事、新生児・小児用人工呼吸器など医療機器の販売、さらには在宅酸素、受託滅菌などの病院サービス事業までグループの総合力を駆使して医療のサポート役として、その役割を担ってきた。
一方、医療を取り巻く環境は大きく変化し、医療機関は効率的な設備投資や看護師などの人員不足に対応した病院運営が求められるようになっている。エア・ウォーターはかねてより、医療環境の変化に対応した病院サポートサービス体制を確立し、病院物品物流サービス(SPD)や受託滅菌サービスを通じ、病院運営の効率化と高度化に貢献してきた。とりわけ受託滅菌サービスは、効率化のみならず院内感染予防の観点からも極めて重要な業務となっている。
四国メディエイチの設立により高知市内に新たなサービス拠点を築き、土佐酸素と共同で受託滅菌サービス事業を展開することにより、外部委託需要に対する受託獲得を推進するとともに、病院密着型の新たなサービスの提供と事業拡大を図っていく。
【受託滅菌サービスとは】
医療器材の滅菌処理には、安心・確実な消毒・滅菌処理が求められる。エア・ウォーターグループでは、長年にわたって滅菌ガス・滅菌ガス機器に携わってきた技術・ノウハウやネットワークを生かして、医療器具・医療機器の滅菌消毒業務を代行している。全国各地の滅菌センターにて滅菌処理を行う「院外型滅菌サービス」と、医療機関に専門スタッフが駐在して滅菌処理を行う「院内型滅菌サービス」を中心に、最適かつ安心・確実な滅菌ソリューションを提案している。
【会社概要】
<四国メディエイチ株式会社>
1)設立: 2016年8月
2)本社 :高知県高知市
3)代表者 :代表取締役社長 真島 博樹
3)資本金 :3,000万円
4)出資比率 :エア・ウォーター・メディエイチ70%、土佐酸素30%
5)事業内容 :医療器材等の受託滅菌サービス、医療機関向け手術室支援サービス、医療機関向け医療機器医薬品等の物品物流管理業務受託及び販売、医療機器・医療設備の保守管理等の代行業務
<土佐酸素株式会社 会社概要>
1)設立:昭和18年5月
2)本社 :高知県高知市
3)代表者 :代表取締役社長 野村 茂
4)資本金 :3,150万円
5)事業内容: 高圧ガスの製造並びに販売、工業ガス関係の各種機械・機器及び材料の販売、ガス使用の生活関連機械・機器及び材料の販売、医薬品・医療用機械の製造並びに販売、医療器材等の滅菌受託業務