岩手県に液化ガス製造プラントを建設し安定供給体制を強化
エア・ウォーターは、東北地方における産業・医療用ガスの安定供給強化を目的に、岩手県紫波郡にVSU(高効率小型液化酸素窒素製造装置)を建設する。16基目となる当該VSUは、エア・ウォーターにおいて北東北地方(青森県、秋田県、岩手県)では初の自社製造拠点となり、北東北地方のガス需要に応える。また、東北地方全域に対する安定供給と長距離物流に伴う環境負荷の低減を図るとともに、災害に強い安定供給ネットワークを構築する。
エア・ウォーターはこれまで、北東北地方のガス供給においては、主に福島液酸(福島県本宮市)ならびに仙台サンソセンター(宮城県仙台市)を主力の製造拠点として、ガス供給を担ってきた。そうした状況のなか、東北地方全域における産業・医療用ガスの一層の安定供給体制確立を目的に、岩手県紫波郡紫波町にVSUを建設するもの。当該VSUを中心とした産業・医療用ガスの安定供給や雇用創出を通じて、地域に貢献する。
【プラントの概要】
名称 :エア・ウォーター株式会社 岩手工場
所在地 :岩手県紫波郡紫波町 犬渕工業団地内
製造能力 :液化酸素600 N m3/h、液化窒素1,400 N m3/h
運転開始 :2018 年10 月を予定