エア・ウォーター・ゾル、エアゾールの新工場を茨城県小美玉市に建設
エア・ウォーターグループのエア・ウォーター・ゾルは、茨城県小美玉市の同社茨城工場内にエアゾール製品および液体充填品を生産する新工場を建設することを決定し、2017年12月4日、着工した。2018年10月の稼働を予定。
エア・ウォーター・ゾルは、高度なガステクノロジーを活用して、化粧品、医薬品、医薬部外品などの人体用品、家庭用品から、塗料、工業・自動車用品にいたるまで、暮らしや産業に欠かせない存在となっているエアゾール製品の製造・販売を行っていル。
特に、顧客ブランドの商品を製造するOEM供給では、医薬品・医薬部外品・化粧品はもちろん、食用油脂や食品添加物などの幅広い製品を、大ロットから中ロットまでフレキシブルに対応できる生産体制を強みとしており、多種多彩な業種の顧客からその開発力と生産力を評価され、現在、年間の生産数量では国内エアゾール業界第3位のポジションにある。
新工場の稼働によって、人体用品および家庭用品をはじめとしたエアゾール製品の生産能力の増強を図るとともに、国内外における化粧品需要の拡大を背景に成長が続いている化粧品(液体充填品)の受託市場への本格的な参入を図る。また、新工場の稼動に合わせて、研究開発やマーケティング体制の更なる強化を図ることで、これまで以上に高付加価値な製品を提供できる生産・開発体制の構築に取り組む。
【新工場の概要】
建設予定地: 茨城県小美玉市三箇817番地1(同社茨城工場内)
延床面積 : 12,761㎡
階数 : 地上2階建
生産品目 : エアゾール製品および化粧品を中心とした液体充填品
生産能力 : 9ライン:年間約5,000万本
※上記は最大値であり、新工場建設時は3ライン、年間約1,500万本を計画
投資規模 : 約30億円(初期投資額)
着工時期 : 2017年12月
稼働時期 : 2018年10月(予定)
【エア・ウォーター・ゾル株式会社の概要】
設立 : 1955年7月
本社 : 東京都千代田区神田東松下町47-1
資本金 : 4億円
代表者 : 代表取締役社長 尾上 英俊(おのえ ひでとし)
工場 : 茨城工場(茨城県小美玉市)、群馬工場(群馬県伊勢崎市)、岐阜工場(岐阜県関市)、山陽工場(兵庫県加東市)
売上高 : 175億円(2016年度実績)
従業員数 : 693名(2017年3月31日現在)
株主 : エア・ウォーター 100%