エア・ウォーター、宇都宮工場の新プラント営業運転開始

 エア・ウォーターは、宇都宮工場(栃木県宇都宮市)に建設を進めていたVSUA(高効率小型液化酸素・窒素・アルゴン製造装置)が完成し、12月1日より営業運転を開始した。

 エア・ウォーター宇都宮工場は、栃木県宇都宮市の清原工業団地内にて、平成7年(1995年)に稼動を開始し、同工業団地内の顧客へパイピングによる酸素ガス、窒素ガス、アルゴンガス供給を拡大するとともに、北関東地区を中心とした東日本地域にタンクローリー供給する液化酸素、液化窒素、液化アルゴンの製造を担ってきた。
 そうした中、同工場は稼動後22年が経過し老朽化対策が必要となっていたこともあり、今回、生産性向上と省エネルギー化を合わせて実現できる最新鋭プラントへとリプレースしたもの。

 新プラントは、エア・ウォーターが全国で設置を進めているVSU(高効率小型液化酸素・窒素製造装置)シリーズの15号機となる。日本屈指の規模を誇る同工業団地内の顧客へのパイピングガス供給能力強化と同時に、タンクローリー供給による産業・医療用ガスの災害に強い安定供給ネットワークを強化する。

【新プラントの概要】
製造能力 :酸素ガス1,500Nm3/h、窒素ガス3,000Nm3/h、
      液化酸素2,100Nm3/h、液化窒素5,000Nm3/h、
                     液化アルゴン150Nm3/h
設備メーカー:エア・ウォーター・プラントエンジニアリング株式会社